柴犬をモチーフにした愛らしい外観や、クラスナンバーワンの居住性や使い勝手が魅力のコンパクトカー、新型フィット。
パワートレインは1.3Lガソリンエンジンと「e:HEV (イーエイチイーブイ)」と呼ばれるハイブリッドを設定、グレード体系は基本的に10タイプがラインナップされています。
ここでは新型フィットの人気グレードと装備を評価するほか、おすすめグレードも紹介しますので、新車購入時の参考にどうぞ。
この記事の目次
新型フィットの売れ筋人気グレードランキングを発表!
メーカー発表のグレード別販売台数や中古車流通量、ディーラーへの調査など、当サイト独自に出したフィットの人気グレードランキングです。
順位 | グレード名 | 価格(万円) |
---|---|---|
1位 | 1.5 ハイブリッド e:HEV ホーム | 206.8 |
2位 | 1.3 ホーム | 171.8 |
3位 | 1.5 ハイブリッド e:HEV リュクス | 232.7 |
4位 | 1.3 ベーシック | 155.7 |
5位 | 1.5 ハイブリッド e:HEV クロスター | 228.8 |
6位 | 1.5 ハイブリッド e:HEV ベーシック | 199.7 |
7位 | 1.3 クロスター | 193.8 |
8位 | 1.5 ハイブリッド e:HEV ネス | 222.7 |
9位 | 1.3 ネス | 187.7 |
10位 | 1.3 リュクス | 197.7 |
新型フィットの人気グレードの装備を比較
ランキング1位に輝いた1.5 ハイブリッド e:HEV ホームは、ハイブリッドで下から2番目のグレード。
2位に続いた1.3 ホームはガソリン車で下から2番目のグレード、3位の1.5 ハイブリッド e:HEV リュクスはハイブリッドの最上級グレードです。
続いて、上位3グレードそれぞれに標準で付く主な装備について解説します。
1.5 ハイブリッド e:HEV ホームの主な装備は?
事故を未然に防ぐホンダセンシング
※1.3 ホーム、1.5 ハイブリッド e:HEV リュクスにも標準装備
新型フィットに装備される安全運転支援システムが、ホンダセンシング。
ホンダセンシングは、以下の11種類の機能から構成されます。
・自動ブレーキをかけて車両や歩行者、自転車との衝突回避を支援する「衝突軽減ブレーキ」
・アクセルの踏み間違いなどによる急発進を防止する「誤発進抑制機能」
・誤操作などによる急なバックを防止する「後方誤発進抑制機能」
・自動ブレーキをかけて障害物との衝突回避を支援する「近距離衝突軽減ブレーキ」
・ステアリング操作を支援して歩行者との衝突を回避する「歩行者事故低減ステアリング」
・ステアリング操作を支援して道路境界線からはみ出すのを防止する「路外逸脱抑制機能」
・停止から高速域まで先行車に自動で追従走行する「渋滞追従機能付ACC」
・車線内を走行するようステアリング操作を支援する「車線維持支援システム」
・停止中に先行車の発進に気づかないと警報でお知らせする「先行車発進お知らせ機能」
・道路標識をディスプレイに表示して見落とし防止を図る「標識認識機能」
・先行車や対向車の有無により自動でハイ / ロービームを切り替えるオートハイビーム
これらの11種類の機能により、不注意などから事故を起こしてしまうリスクが大幅に減ります。
特に歩行者事故低減ステアリングや近距離衝突軽減ブレーキは、コンパクトカーでは新型フィットにしか付かない機能です。
予防安全性能に関しては、新型フィットがヤリスやノートなどのライバルを一歩リードしています。
上質で手触りの良い本革巻ステアリングホイール+セレクトレバー
※1.5 ハイブリッド e:HEV リュクスにも標準装備
ホームは上級グレードではないにも関わらず、贅沢にも本革巻のステアリングホイールとセレクトレバーを採用しています。
本革巻はウレタン素材と比べ、しっとりと手になじむ感触が魅力。
夏場に手汗をかいても滑りにくいという、実用上のメリットがあります。
また、高級感もあるので室内の雰囲気が良くなるなど、付いていると嬉しい装備です。
どんな雨量にも対応する車速連動間欠 / バリアブル間欠フロントワイパー
※1.5 ハイブリッド e:HEV リュクスにも標準装備
フロントワイパーに、車速に連動して自動で動作間隔が変わる車速連動間欠機能と、任意に動作間隔を変えられるバリアブル間欠機能を搭載。
2段階にしか間隔を設定できない間欠ワイパーだと、低速側では遅過ぎて雨滴が取り切れず、さりとて高速側では速過ぎてキーキーとワイパーが鳴いてしまう、といったジレンマに陥るケースがあります。
しかし、車速連動間欠 / バリアブル間欠ワイパーなら雨量に応じたワイパースピードが得られるので、そんな悩みとは無縁です。
1.3 ホームの主な装備は?
室温を快適に保つフルオートエアコン
※1.5 ハイブリッド e:HEV ホーム、1.5 ハイブリッド e:HEV リュクスにも標準装備
フルオートエアコンがマニュアルエアコンに勝る点は、まず温度を0.5℃単位で設定できること。
マニュアルエアコンは温度の具体的な設定ができないので、温度設定ダイヤルを勘に頼って回すしかありません。
また風量も自動で調整してくれる点も、フルオートエアコンならではのメリットです。
車内温度を快適に保つ性能は、マニュアルエアコンを確実にしのぎます。
明るくバッテリーの負担も少ないLEDヘッドライト
※1.5 ハイブリッド e:HEV ホーム、1.5 ハイブリッド e:HEV リュクスにも標準装備
LEDヘッドライトは、ハロゲンヘッドライトに対して多くのメリットがあります。
まず明るさが遥かに勝るので、夜間走行時に歩行者や自転車などが発見しやすくなること。
そして、消費電力が小さいのでバッテリーの心配をしないで済むことや、球切れのリスクが少ないことも大きなメリットです。
また付随機能として、昼間走行時に点灯して他の車や歩行者などからの視認性を高めるデイタイムランニングライトも装備。
昼夜を問わず安全運転に貢献する装備です。
駐車時の接触事故を防止するパーキングセンサーシステム
※1.5 ハイブリッド e:HEV ホーム、1.5 ハイブリッド e:HEV リュクスにも標準装備
車両の前後8か所に搭載されるホンダセンシング用ソナーセンサーで障害物を検知、障害物との距離に応じた警報音と表示で注意を促す装備です。
約8km/h以下で作動するシステムで、駐車時に壁や他の車などにぶつけてしまうリスクが減ります。
新型フィットは視界の良い車ですが、人間である以上、うっかり障害物を見落としてしまう可能性もあるので、パーキングセンサーシステムが付いていると安心です。
1.5 ハイブリッド e:HEV リュクスの主な装備は?
純正ナビの使い勝手を良くするホンダコネクトフォーギャザズ+ナビ装着用スペシャルパッケージ
ホンダ純正ギャザズナビを装着した場合、大変役立つ装備です。
まずホンダコネクトフォーギャザズは、ホンダの通信サービス「ホンダコネクト」を便利に利用するためのもの。
緊急時や車にトラブルが発生した時などに、「ホンダコネクト用緊急通報ボタン / トラブルサポートボタン」を押すだけで、緊急サポートセンターにつながります。
まさかの時にボタンひとつでサポートを受けられるのは、大変便利です。
このボタンは前席の天井に装着され、LEDフロントマップランプ / LEDルームランプも内蔵します。
またナビ装着用スペシャルパッケージは、以下の8つの装備から構成。
- オーディオの音量調整やスキップ操作などができる「ステアリングオーディオスイッチ」
- 車両後方の映像をナビ画面に広角表示し、バック時の安全確認をサポートする「リアワイドカメラ」
- スマホと接続して音楽や動画を再生できる「USBジャック」
- ホンダコネクト用の「車載通信機」
- スマホとの無線連携に欠かせない「スマートフォン用ブルートゥースユニット」
- 音楽を臨場感豊かに再生する「4スピーカー」
- 地デジ視聴に必須の「デジタルTV用プリントアンテナ」
- 専用ワイヤーハーネス
これらの装備は、ホンダ純正ギャザズナビを付けない場合は宝の持ち腐れになってしまいますが、付ける場合は大変便利になります。
冬場に快適なドライブを約束する運転席&助手席シートヒーター
運転席と助手席のシートを暖めるシートヒーター。
体が直接温まり、エアコン暖房よりも効きが速いので、寒い冬場でもとても快適です。
運転席・助手席個別に高・中・低の3段階に温度設定ができます。
一度でもシートヒーターの快適さを味わってしまうと、もうシートヒーターの無い車には乗りたくなくなるほどです。
高級感あふれる外観と手触りが魅力の本革シート
コンパトカーには珍しい、本革シートを採用。
コストの制約が厳しいコンパクトカーなので総本革ではなく、一部に合成皮革やファブリックを使用していますが、それでも下位グレードのファブリックシートやコンビシートより明らかに上質です。
本革部分の高級感や手触りの良さなどは、ファブリックでは得られません。
色はブラウンとブラックから選べます。
新型フィットで人気の装備は?
これまでに取り上げた上位3グレードには標準で付かない装備の中から、特に人気の高い装備を取り上げ解説します。
冬場の視界確保に役立つコンフォートビューパッケージ
4WD車に標準装備、FF車にオプション設定されるコンフォートビューパッケージ。
コンフォートビューパッケージは、以下の3つの機能からなります。
- ドラミラー鏡面に付着した雨滴を馴染ませて視界を確保する機能と、鏡面を暖めて曇りを防止する機能を持つ「親水 / ヒーテッドドラミラー」
- ウィンドウガラス下端を暖め、雪の付着や凍結によるワイパーゴムの損傷を防止する「熱線入りフロントウィンドウ」
- セラミックを用いたヒーターでエアコン暖房を補助、素早く車内を暖める「PTCヒーター」
寒い冬場や雨天時に役立つ機能がパッケージされているので、あると重宝します。
ステアリングを握る手を暖めるステアリングヒーター
リュクスの4WD車に標準装備、2WD車にオプション設定されているステアリングヒーター。
ステアリングホイールのグリップ部を暖めるので、寒さで手がかじかんでいる時でも快適に運転できます。
イオンを発生して車内環境を改善するプラズマクラスター技術搭載フルオートエアコン
フルオートエアコンに、車内環境を改善するプラズマクラスター技術をプラス。
送風または冷暖房時に吹き出し口からイオンを放出、空気清浄効果や消臭効果を発揮します。
特にタバコを吸う人やペットを乗せる人には、メリットの大きい装備です。
また、お肌にうるおいをもたらす効果もあるので、女性にもメリットあり。
リュクスのみに標準装備されます。
当サイトのおススメグレードは1.5 ハイブリッド e:HEV ホーム!
新型フィットの人気ランキング上位3グレードに標準で付く装備や、新型フィットで人気の装備について解説してきました。
ここで、当サイトのおススメグレードを発表しましょう。
それは、人気グレードランキング1位の「1.5 ハイブリッド e:HEV ホーム」です!
その理由を3つ取り上げ、解説します。
必要十分な装備が付いているから
1.5 ハイブリッド e:HEV ホームは、ハイブリッドで下から2番目に安いグレードながら、必要十分な装備がそろっています。
最低グレードのベーシックには付かないフルオートエアコンや本革巻ステアリングホイール+セレクトレバーが付く点は、大きな魅力です。
上級グレードのネスやリュクスなどは装備がさらに充実していますが、コンパクトカーにはそこまでいらないかも・・・と思う人も多いのでは?
新型フィットのようなコンパクトカーの場合、ホームくらいの装備がちょうどいいと言えるでしょう。
燃費や加速性能が優れているから
同じホームでもガソリン車ではなくハイブリッドをおすすめする理由は、燃費や加速性能が優れているからです。
FF車のWLTCモードカタログ燃費を比較すると、ハイブリッドが28.8km/Lなのに対しガソリン車は20.2km/L。
8km/L以上ハイブリッドの方が優れているので、走行距離にもよりますが、月々のガソリン代にかなり差が付きます。
また、加速性能でもハイブリッドの方が有利です。
ガソリン車の1.3Lエンジンのスペックが最高出力98ps / 最大トルク118N・mなのに対し、ハイブリッド (通常はほぼモーターのみで走行) のモーターのスペックは最高出力109ps / 最大トルク253N・m。
最大トルクが2倍以上違うので、加速性能は文句なしにハイブリッドが勝ります。
特に山道の上りや高速道路の追い越しで、大きな違いを感じるはず。
さらに静粛性の点でも、やはりモーターをメインに走行するハイブリッドの方が静かです。
コストパフォーマンスが高いから
1.5 ハイブリッド e:HEVのホームの価格は206.8万円で、ベーシックよりも約7万円高価です。
しかし、装備は7万円の差以上に充実しているので、コストパフォーマンスはむしろ勝っています。
またガソリン車のホームと比べると35万円高価ですが、燃費や加速性能の差を考えれば、決して割高ではありません。
同じホームでも、本革巻ステアリングホイール+セレクトレバーをはじめハイブリッドにしか付かない装備がいくつかあることも、ハイブリッドをおすすめする理由です。
下取り車があるならさらに新車の総額を下げる事が出来ます!
新車購入で気になるのは値引きや総支払額ですが、もし下取り車があるなら、さらに支払額を下げる事が出来ます。
もちろん値引き交渉が苦手でも、簡単にできる方法なので、是非ご参考ください。
ディーラーはウソを付いている!?
新車を買うなら、取り合えずディーラーで査定してもらう人が大半でしょう。管理人も毎回そうです。
しかし、ここで注意したいのは、「ディーラーは下取り金額でウソを付いている」ケースが多い事です。
正確には、本来ある相場よりも低い下取り金額を伝えて来ます。
相場よりも低い金額で買い取れれば、新車とは別に下取り車でも大きな利益を得る事が出来ます。
なので、新車から値引きしても、下取り車の利益で補てん出来てしまうので、ディーラー的には損が無いと言う事になります。
ユーザーにとっては損しかありませんね・・・
ディーラーに騙されないためには?
以前、管理人はBMW1シリーズ(116i)を買い替える時に、ディーラーで査定してもらいました。その時の下取り金額は85万円です。
ただ、ディーラーが本来の相場よりも安めに言ってくる事は知っていたので、比較するために買取店にも査定を申し込みました。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の相場を教えてくれます。
そこで出た金額は、ディーラーよりも20万円も高い金額でした。
次回ディーラーに行った時に、「買取店では105万円と言われましたけど・・」と伝えて見ると、セールスさんは少々慌てて上司に確認を取りに奥へ引っ込みました。
10分ほど経って戻ってくると、「うちもギリギリの線なので103万円+リサイクル預託金でいかがですか?」と言われました。
リサイクル料の戻りも加算すると、約104.2万円になります。
その時の契約書はこちらです。
もし最初の85万円で契約していたら、19万円もの損をする所でした・・・
この時した事は、買取店の査定サイトで表示された概算相場をディーラーに伝えただけです。
これだけで19万円もアップしたので、やっぱりディーラーは下取り金額を安く見積もって来たんだな、と思いましたね。
ディーラーの査定より高ければ買取店へ売る選択も
ディーラーで契約の時に、「BMは買取店へ売る事になるかもしれないので、その時は下取りに入れない事を承知してもらえますか?」と伝えたら、あっさりOKしてくれました。
これで納車直前に、査定サイトで申し込んだ買取店に査定してもらい、ディーラーより高ければ買取店へ売る事が出来ます。
もしディーラーの方が高ければ、そのままディーラーへ下取りに入れる事でセールスさんからOKをもらってます。この方法は、納車直前まで自分の車に乗っていられるのでおすすめです。
そして納車前に実際に2店の買取店に査定してもらいました。
1店目は、ディーラーの104.2万円に対して107万円。
そして2店目には、「1店目で110万円、120万なら即決」と少し盛って伝えると、「120は相場を超えちゃってるので無理ですが・・・110ですか~・・・116万円ではいかがでしょう?」と、ディーラーよりさらに11.8万円のアップに成功です!
その時の契約書です。
一番最初の査定金額は、ディーラーの85万円だったので、実に31万円の上乗せに成功しました。
ディーラーだけでなく買取店の査定を検討して、本当に良かったと思いましたね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分足らずの入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算相場が表示されるので、管理人のようにディーラーの下取り金額と比較したい方、すぐに愛車の相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
限界まで値引きを引き出すフィットの値引き交渉術
一回の交渉だけで、フィットから限界値引きを引き出す方法です。
短期間でしかも手間なく出来るので、何度もディーラーへ行く時間がない方、交渉事が苦手な方でも出来る方法です。
是非ご参考ください。