マイナーチェンジで逞しさを増したエクステリア・デザインや、先進の運転支援システムの設定などが魅力のミディアム・クロスーバーSUV、「日産・エクストレイル」の人気グレードと装備を評価します。
パワートレインは2L直4ガソリンエンジンとハイブリッドが用意され、駆動方式はそれぞれにフルタイム4WDと2WD(FF)が設定されています。
また、グレードは特別仕様車を含め全10種類がラインナップされています。
この記事の目次
エクストレイルの売れ筋人気グレードランキングを発表!
メーカー発表のグレード別販売台数や中古車流通量、ディーラーへの調査など、当サイト独自に出したエクストレイルの人気グレードランキングです。
順位 | グレード名 | 価格(万円) | 流通台数 |
---|---|---|---|
1位 | 20X [5人乗り] | 254.8 | 532台 |
2位 | 20X ハイブリッド | 289.2 | 319台 |
3位 | 20X[7人乗り] | 262.1 | 90台 |
4位 | 20X エクストリーマー[5人乗り] | 298.2 | 27台 |
5位 | 20S | 219.7 | 25台 |
6位 | モード・プレミア ハイブリッド | 343.7 | 18台 |
7位 | 20X エクストリーマー[7人乗り] | 305.5 | 8台 |
8位 | モード・プレミア | 307.1 | 6台 |
9位 | 20S ハイブリッド | 258.9 | 4台 |
エクストレイルの人気グレードの装備を比較
上位3グレードはいずれもカタログモデルの上級グレードで、20Xがガソリン車、20X ハイブリッドが文字通りハイブリッド車となっています。
また、5人乗りは2列シート仕様、7人乗りは3列シート仕様です。
続いて、上位3グレードそれぞれに標準で付く主な装備について解説します。
エクストレイル 20X [5人乗り]の主な装備は?
〇 インテリジェント エマージェンシーブレーキ+踏み間違い防止アシスト+フロント&バックソナー+LDW(車線逸脱警報)+侵入禁止標識検知
※20X ハイブリッド、20X[7人乗り]にも標準装備
インテリジェント エマージェンシーブレーキは、フロントカメラで前方のクルマや歩行者を検知し、衝突の可能性が高まると警報・警告表示や自動ブレーキ機能により衝突回避をサポートする装備です。
つい居眠り運転をしてしまった場合や急に歩行者が飛び出して来た場合なども、この装備があれば事故のリスクを軽減できます。
次に踏み間違い防止アシストは、センサーが壁やコンビニのガラスなどの障害物を検知している状態でアクセルを強く踏んでしまった場合に、警報・警告表示やエンジン出力およびブレーキ制御により暴走事故を防ぐ装備になります。
続いてフロント&バックソナーは、駐車場などで障害物に接近すると警報・警告表示により知らせ、接触を防ぐ装備です。
続いてLDWは、居眠り運転などの意図的でない状況で車線を逸脱しそうになった場合、警報・警告表示で注意を促す装備になります。
そして侵入禁止標識検知は、フロントカメラにより車両侵入禁止標識を認識、侵入しようとすると警報・警告表示により注意を促す装備です。
これらの装備があれば、ケアレスミスによる事故が確実に減ることでしょう。
〇 手が荷物で塞がっている時などに便利なインテリジェントキー(オートバックドア開閉機能付)+リモコンオートバックドア(ハンズフリー機能付)
※20X ハイブリッド、20X[7人乗り]にも標準装備
インテリジェントキーは、キーをポケットやバッグなどに携帯していれば、ドアノブに触れるだけで解錠・施錠ができる装備です。
また、リモコンオートバックドアは、キーを携帯している状態でリヤバンパー下部に足をかざすと、バックドアが自動で開閉する装備になります。
これらの装備は、手が傘や荷物で塞がっている時や子供を抱いている時などに、特に重宝します。
エクストレイル 20X ハイブリッドの主な装備は?
〇 明るい上バッテリーの負担も少ないLEDヘッドランプ
LEDヘッドランプは、ハロゲンヘッドランプと比較すると遥かに明るいので、夜間走行時の安全性が高まります。
さらに、消費電力が小さいのでバッテリーの負担が軽い、寿命が長く球切れの心配が少ないといったメリットもあります。
また、後席に人や荷物を乗せてリアサスペンションが沈み込んだ際、自動で光軸を調整してくれるオートレベライザーや、夜間にクルマから降りた場合に一定時間ヘッドランプで照らしてくれるフレンドリーライティング機能といった、便利な付随装備も付きます。
〇 ヘッドランプの点け忘れ・消し忘れを防ぐインテリジェント オートライトシステム(フロントワイパー連動、薄暮れ感知「おもいやりライト」機能付)
インテリジェント オートライトシステムは、周囲の明るさを検知して自動でヘッドランプのオン・オフを行う装備になります。
夜間うっかり無灯火のまま走行してしまったり、明るい日中にヘッドランプを点け放しにしてしまったりというミスを防ぐことができます。
さらに、雨天時にフロントワイパーを作動させると自動でヘッドランプが点灯する機能や、薄暮れ時に早めにヘッドランプを点灯する「おもいやりライト」機能により、他のクルマや歩行者などからの被視認性を高めてくれるので、思わぬ事故が起きるリスクが減ります。
エクストレイル 20X[7人乗り]の主な装備は?
〇 ドライバー、パッセンジャーともに快適に過ごせるオートエアコン
※20X[5人乗り]、20X ハイブリッドにも標準装備
設定した室温を自動で保つオートエアコンは、手動でのこまめな設定変更が必要なマニュアルエアコンと比較する利便性や快適性の点で勝ります。
さらに、運転席と助手席の設定温度を個別に調整できるので、ドライバー、パッセンジャーそれぞれが快適な室内環境で過ごすことでできます。
〇 坂道発進時のずり下がりを防ぐヒルスタートアシスト
※20X[5人乗り]、20X ハイブリッドにも標準装備
ヒルスタートアシストは、坂道で一時停止後、ブレーキペダルから足を離しても一定時間ブレーキをホールドしてくれる装備です。
坂道発進時のずり下がりがなくなるので、後続車との思わぬ接触事故を防ぐことができます。
エクストレイルで人気の装備は?
これまでに取り上げた上位3グレードには標準で付かないオプション装備の中から、特に人気の高いものを取り上げ解説します。
安全性や利便性が向上するハイビームアシスト+電動パーキングブレーキ+オートブレーキホールド+プロパイロット+インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)+BSW(後側方車両検知警報)+RCTA(後退時車両検知警報)
- システムは全車速?先行車・対向車の有無や道路周辺の明るさに応じ自動でハイビームとロービームを切り替え、安全性確保と他のドライバーへの幻惑防止を両立させる「ハイビームアシスト」
- ボタンひとつでパーキングブレーキを掛けたり解除することができる便利な「電動パーキングブレーキ」
- 交差点などで停車する場合に、スイッチひとつでブレーキが保持される「オートブレーキホールド」
- 高速道路において渋滞によるストップ&ゴーも含め先行車への追従走行を行うと同時に、車線中央を維持した走行を可能とする自動運転システム「オートパイロット」
- 意図せずに車線を逸脱しそうになるとステアリング操作に介入して車線内に引き戻す「インテリジェントLI」
- 後側方の死角にいる車両を検知している状態で車線変更しようとすると、警報により注意を促す「BSW」
- 後方を横切る車両を検知するとサイドミラー横の表示と音で注意を促す「RCTA」などから構成されるセットオプションが用意されています。
全車に標準装備される安全運転支援システムにこのオプションを加えれば、アクティブセーフティ面では盤石と言えるでしょう。
側面衝突時に乗員を守るSRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)+SRSカーテンエアバッグ
他のクルマに側面から衝突された場合に乗員を守るSRSサイドエアバッグ&カーテンエアバッグは、ピープルムーバーとしての性格も持つエクストレイルにとっては付ける意義の大きいオプションです。
冬のドライブの快適性を高めるクイックコンフォートシーター(運転席・助手席・セカンド左右)
シートの座面とシートバックを暖めるシートヒーターの一種ですが、最初は人が暖かいと感じやすい部位を温め、最終的には人が快適と感じやすい部位を温める制御機能を持っています。
単純に温め続けるだけの従来のタイプと比べ、冬場のドライブがより快適になります。
また、前席のみならず2列目の左右の席にもこの機能が付くので、4人までの乗車なら全員がこの恩恵に預かれます。
当サイトのおススメグレードはエクストレイル 20X ハイブリッド
エクストレイルの上位3グレードに付く標準装備や人気のオプション装備について解説してきましたが、ここで当サイトのおススメグレードを発表します。
それは、人気グレードランキング第2位の「エクストレイル 20X ハイブリッド」です!
その理由を3つ取り上げ、解説します。
LEDヘッドランプとインテリジェント オートライトシステムが付くから
夜間や荒天における走行時には、事故防止のためにヘッドランプの明るさや機能性が大変重要になります。
LEDヘッドランプとインテリジェント オートライトシステムが標準装備されるこのグレードは、そうした面で大きなアドバンテージを持っています。
燃費とドライバビリティが優れているから
このグレードのJC08モード燃費は20~20.8km/Lで、ガソリンエンジン搭載グレードの15.6~16.4km/Lと比較すると明確に優れています。
アクティブに使い倒せるエクストレイルを購入すればロングドライブの機会も多くなるでしょうから、燃費の良さはやはり大きなメリットになります。
また、ハイブリッドならではの豊かな低速トルクによるドライバビリティの高さも、ガソリン車に対するアドバンテージです。
価格に見合った価値があるから
価格は2WD車が289万2,240円、4WD車が309万8,520円で、20Xの5人乗り仕様と比較すると約34万円高価になっています。
この価格差を燃費の差で取り戻すのはさすがに難しいものがありますが、前述のようにガソリン車にはない装備やドライバビリティを持っていることを考えれば、そうした損得計算を越えた価値があると言えます。
下取り車があるならさらに新車の総額を下げる事が出来ます!
新車購入で気になるのは値引きや総支払額ですが、もし下取り車があるなら、さらに支払額を下げる事が出来ます。
もちろん値引き交渉が苦手でも、簡単にできる方法なので、是非ご参考ください。
ディーラーはウソを付いている!?
新車を買うなら、取り合えずディーラーで査定してもらう人が大半でしょう。管理人も毎回そうです。
しかし、ここで注意したいのは、「ディーラーは下取り金額でウソを付いている」ケースが多い事です。
正確には、本来ある相場よりも低い下取り金額を伝えて来ます。
相場よりも低い金額で買い取れれば、新車とは別に下取り車でも大きな利益を得る事が出来ます。
なので、新車から値引きしても、下取り車の利益で補てん出来てしまうので、ディーラー的には損が無いと言う事になります。
ユーザーにとっては損しかありませんね・・・
ディーラーに騙されないためには?
以前、管理人はBMW1シリーズ(116i)を買い替える時に、ディーラーで査定してもらいました。その時の下取り金額は85万円です。
ただ、ディーラーが本来の相場よりも安めに言ってくる事は知っていたので、比較するために買取店にも査定を申し込みました。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の相場を教えてくれます。
そこで出た金額は、ディーラーよりも20万円も高い金額でした。
次回ディーラーに行った時に、「買取店では105万円と言われましたけど・・」と伝えて見ると、セールスさんは少々慌てて上司に確認を取りに奥へ引っ込みました。
10分ほど経って戻ってくると、「うちもギリギリの線なので103万円+リサイクル預託金でいかがですか?」と言われました。
リサイクル料の戻りも加算すると、約104.2万円になります。
その時の契約書はこちらです。
もし最初の85万円で契約していたら、19万円もの損をする所でした・・・
この時した事は、買取店の査定サイトで表示された概算相場をディーラーに伝えただけです。
これだけで19万円もアップしたので、やっぱりディーラーは下取り金額を安く見積もって来たんだな、と思いましたね。
ディーラーの査定より高ければ買取店へ売る選択も
ディーラーで契約の時に、「BMは買取店へ売る事になるかもしれないので、その時は下取りに入れない事を承知してもらえますか?」と伝えたら、あっさりOKしてくれました。
これで納車直前に、査定サイトで申し込んだ買取店に査定してもらい、ディーラーより高ければ買取店へ売る事が出来ます。
もしディーラーの方が高ければ、そのままディーラーへ下取りに入れる事でセールスさんからOKをもらってます。この方法は、納車直前まで自分の車に乗っていられるのでおすすめです。
そして納車前に実際に2店の買取店に査定してもらいました。
1店目は、ディーラーの104.2万円に対して107万円。
そして2店目には、「1店目で110万円、120万なら即決」と少し盛って伝えると、「120は相場を超えちゃってるので無理ですが・・・110ですか~・・・116万円ではいかがでしょう?」と、ディーラーよりさらに11.8万円のアップに成功です!
その時の契約書です。
一番最初の査定金額は、ディーラーの85万円だったので、実に31万円の上乗せに成功しました。
ディーラーだけでなく買取店の査定を検討して、本当に良かったと思いましたね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分足らずの入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算相場が表示されるので、管理人のようにディーラーの下取り金額と比較したい方、すぐに愛車の相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
限界まで値引きを引き出すエクストレイルの値引き交渉術
一回の交渉だけで、エクストレイルから限界値引きを引き出す方法です。
短期間でしかも手間なく出来るので、何度もディーラーへ行く時間がない方、交渉事が苦手な方でも出来る方法です。
是非ご参考ください。