オンロード・オフロードを問わず発揮するオールマイティーな走行性能や、安全運転支援システム「アイサイト」などが高く評価されているSUV、「スバル・フォレスター」の人気グレードと装備を評価します。
駆動方式は全車フルタイム4WDで、パワートレインはハイブリッドのe-ボクサーと1.8Lガソリンターボエンジンの2種類、またグレードは全4タイプのラインナップです。
この記事の目次
フォレスターの売れ筋人気グレードランキングを発表!
メーカー発表のグレード別販売台数や中古車流通量、ディーラーへの調査など、当サイト独自に出したフォレスターの人気グレードランキングです。
順位 | グレード名 | 価格(万円) | 流通台数 |
---|---|---|---|
1位 | 2.0 アドバンス | 317.9 | 115台 |
2位 | 1.8 スポーツ | 330.0 | 61台 |
3位 | 2.0 X-ブレイク | 308.0 | 41台 |
4位 | 2.0 ツーリング | 293.7 | 39台 |
フォレスターの人気グレードの装備を比較
2位以下を大きく引き離して1位にランクインした2.0 アドバンスは、e-ボクサー搭載車でもっとも高いグレードです。
次いで2位に入った1.8 スポーツは唯一の1.8ガソリンターボ搭載グレード、3位の2.0 X-ブレイクはe-ボクサーの中間グレードとなっています。
続いて、上位3グレードそれぞれに標準で付く主な人気の装備について解説しましょう。
フォレスター 2.0 アドバンスの主な装備は?
〇複数のドライバーに対応するアクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能
※スポーツにも標準装備
運転席のシートポジションを2つ登録できる装備です。
家族の2人が運転免許を持っている場合など、それぞれが運転するたびにいちいちシートポジションを調整する必要があります。
しかしこの装備があれば、ボタンひとつで登録したポジションを呼び出せるため大変便利です。
登録操作は車内のスイッチのほか、アクセスキーでも行えます。
〇面倒な手間が省けるドアミラーメモリー&オート格納機能
※スポーツにも標準装備
先ほど紹介した運転席のシートポジションメモリー機能と連動して、ドアミラー鏡面角度も2つ登録できます。
またイグニッションのオン・オフに連動してドアミラーが自動で格納・展開される機能も付くので、面倒な操作が省け大変便利です。
〇スイッチ操作で調整が行える運転席&助手席8ウェイパワーシート
※スポーツにも標準装備
運転席と助手席のシートポジションをスイッチ操作により電動調整できる装備です。
調整できる項目はリクライニング/前後スライド/シート高さ/前端高さの4項目。
力を使わず微妙な調整ができるので、思いのほか大きなメリットがあります。
〇乗り降りが楽にできる運転席シート自動後退機能
※スポーツにも標準装備
ドアを開けると自動で運転席シートが後退し、乗り降りをサポートする機能です。
フォレスターは乗り降りのしにくい車ではありませんが、それでもこの機能のメリットは実感できます。
ドアを閉めると自動で運転席が元のドライビングポジションに復帰するので、面倒な手間はいりません。
フォレスター 1.8 スポーツの主な装備は?
〇死角にいる車両を検知するアイサイトセイフティプラス (運転支援)
※アドバンスにも標準装備
アイサイトセイフティプラス (運転支援) は、以下の3つの機能から構成されています。
- スバルリヤビークルディテクション
- エマージェンシーレーンキープアシスト
- アレイ式アダプティブドライビングビーム
スバルリヤビークルディテクションには、以下の3つの機能があります。
- 斜め後方約4mの死角にいる車両を検知すると、インジケーターでお知らせする死角車両検知
- 隣の車線の車両が約70m以内に接近すると、インジケーターでお知らせする車線変更支援
- バックで出庫する際に後方左右30m以内に車両が接近すると、警報音とインジケーターでお知らせする後退時支援
またエマージェンシーレーンキープアシストは、斜め後方に車両がいる状況で車線を逸脱しそうになると、警報と同時に元の車線に戻るようステアリング操作を支援する機能です。
そしてアレイ式アダプティブドライビングビームは、ハイビーム走行中に対向車や先行車を検知すると自動でヘッドランプのLED照射範囲を調整、視界を確保しながら相手への幻惑を防ぐ機能になります。
フォレスター全車に標準装備されるアイサイトコアテクノロジーにこのアイサイトセイフティプラス (運転支援) が加われば、事故対策は万全に近いものになるでしょう。
〇ドライバーの表情から異常を読み取るドライバーモニタリングシステム
※アドバンスにも標準装備
車内カメラによりドライバーの表情を読み取り、居眠りや脇見などを検知すると警報で注意喚起する装備です。
長時間運転し続けていると、つい睡魔に襲われたり注意力が散漫になったりすることが起きがち。
それが原因で事故に至る危険性を、この装備が軽減してくれます。
〇衝突事故のリスクを軽減する緊急時プリクラッシュステアリング
※アドバンスにも標準装備
通常は自動ブレーキのプリクラッシュブレーキが衝突被害を回避または軽減してくれますが、場合によってはブレーキが間に合わないことも。
この緊急時プリクラッシュステアリングは、車両が回避できるスペースを検知するとその方向にステアリング操作を支援してくれるので、プリクラッシュブレーキだけの場合より衝突リスクが低くなります。
〇上質感あふれるウルトラスエード/本革シート
スポーツのシート表皮は、東レの開発した高品質な合成皮革ウルトラスエードと本革のコンビネーションです。
その上質感や手触りの良さは総本革に劣らないほどで、コスト上昇を抑えながら満足感を与えてくれます。
フォレスター 2.0 X-ブレイクの主な装備は?
〇後席の乗員が暖かく過ごせる後席左右シートヒーター
※アドバンス、スポーツにも標準装備
座面を温めるシートヒーターは、冬場のドライブを快適にしてくれます。
温風が出るまでに時間がかかるエアコン暖房と異なり、スイッチを入れると短時間で温まるのがメリット。
このシートヒーターを運転席・助手席だけでなく、後席左右にも装備するので乗員全員が快適に過ごせます。
〇冬場のドライブを快適にするステアリングヒーター
※アドバンス、スポーツにも標準装備
ステアリングホイールのグリップ部を温めるステアリングヒーターを装備。
通常、寒い時は末端の指先はなかなか温まらないものですが、ステアリングヒーターのスイッチを入れればすぐに温まります。
〇濡れた荷物も安心して積める撥水カーゴフロアボード
フォレスターを手に入れたら、アウトドアユースに活用したい人も多いことでしょう。
その際、濡れたレジャー用品を積むと荷室フロアが濡れてしまうことが問題。
しかし撥水カーゴフロアボードが付くX-ブレイクなら、水を弾いてくれるので楽にお手入れができます。
さらに荷物を滑らせることができるラゲッジスムーザー機能付なので、積み下ろしも楽です。
〇荷物を載せるのに重宝するルーフレール
ルーフレールのメリットは、車内には積めない長尺物 (サーフボードやスキー板等) を屋根に載せられること。
キャリアボックスを装着すれば、様々なレジャー用品を詰め込むこともできます。
SUVには是非欲しいルーフレールですが、フォレスターでルーフレールが標準装備されるのはX-ブレイクだけです。
フォレスターで人気の装備は?
フォレスターにメーカー・オプションで用意されている装備の中から、特に人気の高いものを取り上げ解説します。
楽に開閉できるパワーリヤゲート
スイッチひとつでリヤゲートが電動開閉できるパワーリヤゲート。
手動開閉式よりも楽に開閉できる点がメリットです。
特にフォレスターは全高が高くリヤゲートも大きいので、電動開閉機構は是非欲しいところ。
室内を開放感で満たす大型サンルーフ
サンルーフは車内を開放感で満たしてくれるだけでなく、車内の換気にも役立つます。
後席までカバーする大開口なので、乗員みんなが恩恵に預かれるのも嬉しいところ。
さらに査定額アップにもつながるので、付けるメリットの大きい装備です。
死角を減らすアイサイトセイフティプラス (視界拡張)
アイサイトセイフティプラス (視界拡張) は、フロントビューモニターとスマートリヤビューミラーから構成されます。
フロントビューモニターは、フロントグリルに装着されたカメラの映像をマルチファンクションディスプレイに表示し、見通しの悪い交差点への進入をサポートする装備です。
肉眼では確認しづらい、左右の死角から接近する車両が分かるので、事故リスクが軽減できます。
一方スマートリヤビューミラーは、リヤガラス内側に装着されたカメラの映像をルームミラーに表示する装備。
後席に人が乗っている時や荷室に大きな荷物を積んだ時、夜間や悪天候時などは後方視界が悪くなってしまいますが、スマートリヤビューモニターはどんな状況でもクリアな後方視界を約束してくれます。
当サイトのおススメグレードはフォレスター 1.8 スポーツ!
フォレスターの上位3グレードに付く標準装備や、人気のオプション装備について解説してきましたが、ここで当サイトのおススメグレードを発表します。
それは、人気グレードランキングで第2位となった「フォレスター 1.8 スポーツ」です!
そのおススメの理由を3つ取り上げ、解説します。
装備が充実しているから
スポーツはフォレスターの最上級グレードだけあり、装備が大変充実しています。
特にアイサイトセイフティプラス (運転支援) や運転席&助手席8ウェイパワーシートなどは、大変メリットの大きい装備です。
また225/55R18の高扁平オールシーズンタイヤを履く唯一のグレードである点も、魅力にあげられます。
動力性能が高く燃費も悪くないから。
スポーツだけに搭載される1.8Lターボエンジンのスペックは、最高出力177ps / 最大トルク30.6kg・mのスペックを誇ります。
他のグレードに搭載されるe-ボクサーは最高出力145ps (エンジン)+13.6ps (モーター) / 最大トルク19.2kg・m (エンジン)+6.6kg・m (モーター) と比べ、優位は明らかです。
街乗りでのパフォーマンスは大差ないものの、高速道路での加速性能では大きな差が付きます。
それでいてカタログ燃費はe-ボクサーより0.4km/L劣るだけなので、ガソリン代を気にする必要もありません。
納得のいく価格設定だから
スポーツの価格は330万円で、フォレスターの中ではもっとも高価です。
しかし、最廉価グレードのツーリングと比べて約36万円高いにすぎません。
装備や動力性能の差を考えれば、スポーツはむしろお買い得とさえ言えます。
下取り車があるならさらに新車の総額を下げる事が出来ます!
新車購入で気になるのは値引きや総支払額ですが、もし下取り車があるなら、さらに支払額を下げる事が出来ます。
もちろん値引き交渉が苦手でも、簡単にできる方法なので、是非ご参考ください。
ディーラーはウソを付いている!?
新車を買うなら、取り合えずディーラーで査定してもらう人が大半でしょう。管理人も毎回そうです。
しかし、ここで注意したいのは、「ディーラーは下取り金額でウソを付いている」ケースが多い事です。
正確には、本来ある相場よりも低い下取り金額を伝えて来ます。
相場よりも低い金額で買い取れれば、新車とは別に下取り車でも大きな利益を得る事が出来ます。
なので、新車から値引きしても、下取り車の利益で補てん出来てしまうので、ディーラー的には損が無いと言う事になります。
ユーザーにとっては損しかありませんね・・・
ディーラーに騙されないためには?
以前、管理人はBMW1シリーズ(116i)を買い替える時に、ディーラーで査定してもらいました。その時の下取り金額は85万円です。
ただ、ディーラーが本来の相場よりも安めに言ってくる事は知っていたので、比較するために買取店にも査定を申し込みました。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の相場を教えてくれます。
そこで出た金額は、ディーラーよりも20万円も高い金額でした。
次回ディーラーに行った時に、「買取店では105万円と言われましたけど・・」と伝えて見ると、セールスさんは少々慌てて上司に確認を取りに奥へ引っ込みました。
10分ほど経って戻ってくると、「うちもギリギリの線なので103万円+リサイクル預託金でいかがですか?」と言われました。
リサイクル料の戻りも加算すると、約104.2万円になります。
その時の契約書はこちらです。
もし最初の85万円で契約していたら、19万円もの損をする所でした・・・
この時した事は、買取店の査定サイトで表示された概算相場をディーラーに伝えただけです。
これだけで19万円もアップしたので、やっぱりディーラーは下取り金額を安く見積もって来たんだな、と思いましたね。
ディーラーの査定より高ければ買取店へ売る選択も
ディーラーで契約の時に、「BMは買取店へ売る事になるかもしれないので、その時は下取りに入れない事を承知してもらえますか?」と伝えたら、あっさりOKしてくれました。
これで納車直前に、査定サイトで申し込んだ買取店に査定してもらい、ディーラーより高ければ買取店へ売る事が出来ます。
もしディーラーの方が高ければ、そのままディーラーへ下取りに入れる事でセールスさんからOKをもらってます。この方法は、納車直前まで自分の車に乗っていられるのでおすすめです。
そして納車前に実際に2店の買取店に査定してもらいました。
1店目は、ディーラーの104.2万円に対して107万円。
そして2店目には、「1店目で110万円、120万なら即決」と少し盛って伝えると、「120は相場を超えちゃってるので無理ですが・・・110ですか~・・・116万円ではいかがでしょう?」と、ディーラーよりさらに11.8万円のアップに成功です!
その時の契約書です。
一番最初の査定金額は、ディーラーの85万円だったので、実に31万円の上乗せに成功しました。
ディーラーだけでなく買取店の査定を検討して、本当に良かったと思いましたね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分足らずの入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算相場が表示されるので、管理人のようにディーラーの下取り金額と比較したい方、すぐに愛車の相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
限界まで値引きを引き出すフォレスターの値引き交渉術
一回の交渉だけで、フォレスターから限界値引きを引き出す方法です。
短期間でしかも手間なく出来るので、何度もディーラーへ行く時間がない方、交渉事が苦手な方でも出来る方法です。
是非ご参考ください。