2017年9月に発表された3列シート仕様のクロスオーバーSUV、「マツダ・CX-8」のグレードと装備を評価します。
エンジンは2.2L直4ディーゼルターボのみの設定で、駆動方式は2WD(FF)とフルタイム4WDが設定されます。
グレードは全3種類のラインナップで、全グレードに2列目キャプテンシートの6人乗り仕様が設定されるほか、最上級グレードを除き2列目ベンチシートの7人乗り仕様を選ぶことが可能です。
この記事の目次
CX-8の売れ筋グレードを発表!
当サイトが予想する、CX-8の売れ筋グレードランキングです。
順位 | グレード名 | 価格(万円) |
---|---|---|
1位 | XD プロアクティブ | 353.7 |
2位 | XD Lパッケージ | 395.8 |
3位 | XD | 319.6 |
CX-8の各グレードの装備を比較
人気グレード1位のXD プロアクティブは中間グレード、2位のXD Lパッケージは最上級グレード、そして3位のXDはエントリーグレードです。
続いて、3グレードそれぞれに標準で付く主な装備について解説します。
CX-8 XD プロアクティブの主な装備は?
〇 事故を未然に防ぐアイ・アクティブセンス
※XD Lパッケージにも標準装備
カメラとミリ波レーダーにより車両の前後左右を監視し、人為的なミスによる事故を未然に防止する予防安全システム「アイ・アクティブセンス」が標準装備されます。
その内容は、
1.アドバンストスマート・シティ・ブレーキ・サポート&AT誤発進抑制制御[前進時]
2.スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時]&AT誤発進抑制制御[後退時]
3.スマート・ブレーキ・サポート
4.ブラインド・スポット・モニタリング&リア・クロス・トラフィック・アラート
5.車線逸脱警報システム
6.交通標識認識システム
7.ドライバー・アテンション・アラート
などから構成されます。
このうち、「1」は約80km/h以下での前進時に作動する衝突被害軽減ブレーキと、約10km/h以下での前進時にペダルの踏み間違いによる衝突事故を防ぐシステム。
「2」は約8km/h以下での後退時に作動する衝突被害軽減ブレーキと、約10km/h以下での後退時にペダルの踏み間違いによる衝突事故を防ぐシステム。
「3」は約15km/h以上での前進時に作動する衝突被害軽減ブレーキになります。
〇 ベストポジションが容易に設定できる運転席10ウェイパワーシート&シートメモリー(アクティブ・ドライビング・ディスプレイ連動)
※XD Lパッケージにも標準装備
運転席が、リクライニング/スライディング/シート全体高さ/シート前端高さ/ランバーサポート、の5項目の電動調整が可能なパワーシートとなります。
マニュアルシートと比べずっと簡単にベストポジションを決めることができる上、ドライビングポジションを記憶できるメモリー機能も付くので、大変便利です。
〇 冬場のドライブを快適にする運転席&助手席シートヒーター&ステアリングヒーター
※XD Lパッケージにも標準装備
運転席と助手席にシートを直接暖めるシートヒーターが付くほか、ステアリングの左右のグリップ部分にヒーターが付きます。
前者は高/中/低の3段階の調整が可能で、後者はエンジン始動後30分間作動するものです。
冬場に車内に乗り込んだ際のシートやステアリングの冷たい感触はイヤなものですが、この装備があればそんな不快感も短時間で解消されます。
〇 ドライブに役立つ情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイ(MID:TFTカラー)
※XD Lパッケージにも標準装備
平均燃費や瞬間燃費、走行可能距離、外気温などのドライブに役立つ様々な情報や、アイ・アクティブセンス関連の表示などを行うディスプレイが標準装備されます。
CX-8 XD Lパッケージの主な装備は?
〇 荒天時に視界を確保するフロントLEDフォグランプ
フロントバンパーに、霧や豪雨などの荒天時の視界確保に威力を発揮するフォグランプが装備されます。
LED光源なのでバッテリーの負担が少なく、輝度や寿命にも優れています。
〇 雨の日などに重宝するパワーリフトゲート
アドバンストキーのスイッチ操作によりリアゲートを自動で開閉できる装備で、雨の日に傘をさしながら荷物を積み下ろしする際などは特に重宝します。
〇 パッセンジャーも簡単にポジションが設定できる助手席6ウェイパワーシート
助手席が、リクライニング/スライディング/シート高さの3項目を電動調整できるパワーシートとなります。
通常、パッセンジャーにとってシートポジションの調整は億劫なものですが、この装備があれば簡単に快適なポジションを得ることができます。
〇 2列目シートの乗員を直射日光から守るリアドアウインドーサンシェード
リアドアトリム上部に、ロールスクリーンタイプのサンシェードが内蔵されます。
この装備があれば、強い直射日光の差す真夏でも2列目シートの乗員が快適に過ごせるようになるでしょう。
CX-8 XDの主な装備は?
〇 事故を未然に防ぐアイ・アクティブセンス
上級グレードに装備されるものよりも簡素化されています。
その内容は、
1.アドアンストスマート・シティ・ブレーキ・サポート&AT誤発進抑制制御[前進時]
2.スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時]&AT誤発進抑制制御[後退時]
3.ブラインド・スポット・モニタリング&リア・クロス・トラフィック・アラート
4.車線逸脱警報システム
などが主なものとなります。
〇 明るく消費電力の少ないLEDヘッドランプ
※XD プロアクティブ、XD Lパッケージはユニット内シグネチャーLEDヘッドランプを標準装備
ハロゲンヘッドランプと比べて明るく、消費電力も少ないLEDヘッドランプが標準装備されます。
〇 7インチWVGAセンターディスプレイ
※XD プロアクティブ、XD Lパッケージにも標準装備
テレビやラジオ、オーディオの操作などができる「マツダコネクト」に対応した、800×480ピクセルのワイド画面センターディスプレイが標準装備されます。
〇 操作が簡単な電動パーキングブレーキ
※XD プロアクティブ、XD Lパッケージにも標準装備
パーキングブレーキに、ボタンひとつで掛けたり解除したりできる便利な電動式が採用されています。
CX-8の主なオプション装備は?
設定されているオプション装備のうち、代表的な3点を取り上げ解説します。
上質なサウンドを提供するBose(ボーズ)サウンドシステム+10スピーカー
アメリカの有名なオーディオメーカー、ボーズ社との共同開発によるCX-8専用サウンドシステムで、XD プロアクティブとXD Lパッケージにメーカー・オプション設定されます。
トランクボード下のサブウーファーやフロントピラー内のツイーターを含め10個のスピーカーを装備、3列目シートの乗員にも前席の乗員と同じ音を届ける設計が行われています。
さらに、ステレオ音源をサラウンド音声に変換する機能や、走行ノイズを補償して理想的な音質を実現する機能も備わります。
オーディオの選択に迷ったら、まず第一に検討する価値はあるでしょう。
駐車場や狭い路地などでの事故の防止をサポートする360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)
「360°ビュー・モニター」は、車両の前後左右4箇所に設けられたカメラの映像を4つのモードでセンターディスプレイに表示し、事故防止をサポートする装備です。
「フロントパーキングセンサー」は、低速走行時に障害物と接近すると警報音と表示で報知する装備で、XD プロアクティブとXD Lパッケージにメーカー・オプション設定されます。
アイ・アクティブセンスにこの装備を加えれば、安全対策は盤石なものとなるでしょう。
ナビゲーション用SDカードPLUS
専用スロットに差し込むことで、センターディスプレイがカーナビとして利用できるようになるSDカードです。
全車にディーラー・オプションとして設定されるもので、CX-8にカーナビを付けたい場合は事実上このオプション一択になります。
当サイトのおススメグレードはXD プロアクティブの4WD車!
CX-8の標準装備やオプション装備について解説してきましたが、ここで当サイトが最もおススメするグレードを発表します。
それは、売れ筋ランキングで第1位とした「CX-8 XD プロアクティブ 」の4WD車です!
そのおススメの理由を4つ取り上げ、解説します。
安全装備が充実しているから
アイ・アクティブセンスの内容は、廉価なXDには付かないスマート・ブレーキ・サポートやマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール、交通標識認識システム、アダプティブ・LED・ヘッドライトなどが標準装備されます。
上級のXD Lパッケージと全く同一なので、安全性の観点から見ると買い得感があります。
ドライバーにとって有難い快適装備が備わるから
運転席にパワーシートやシートヒーター、ステアリングヒーターが装備されるので、それらが付かないXDとはドライバーの快適性に大きな差が付きます。
2WD車よりも走破性が高く燃費の低下も最小限だから
2WD車と比べ雪道や雨に濡れた路面でも安全に走行できるメリットがある上、一般的に不利になる燃費も、WLTCモードで僅か0.4km/Lの低下に抑えています。
これなら、雪国のユーザーでなくとも積極的に4WDを選ぶ価値があると言えます。
価格と装備のバランスが丁度いいから
このグレードの価格は376万9,200円で、XDよりも34万円ほど高く、XD Lパッケージよりは42万円ほど安い設定となっています。
XDと比べた場合、安全・快適装備がずっと充実していることを考えれば、むしろコストパフォーマンスは高いと言えます。
一方、XD Lパッケージと比べた場合、劣るのは少々贅沢な快適装備が付かない点だけなので、実質重視の観点からするとXD プロアクティブのおトクさが光ります。
また、同一グレードの2WD車と比較すると23万2千円ほど高価になりますが、路面の如何に関わらず大切な家族を乗せて安全に走行できることを考えれば、決して高過ぎる出費とは言えません。
下取り車があるならさらに新車の総額を下げる事が出来ます!
新車購入で気になるのは値引きや総支払額ですが、もし下取り車があるなら、さらに支払額を下げる事が出来ます。
もちろん値引き交渉が苦手でも、簡単にできる方法なので、是非ご参考ください。
ディーラーはウソを付いている!?
新車を買うなら、取り合えずディーラーで査定してもらう人が大半でしょう。管理人も毎回そうです。
しかし、ここで注意したいのは、「ディーラーは下取り金額でウソを付いている」ケースが多い事です。
正確には、本来ある相場よりも低い下取り金額を伝えて来ます。
相場よりも低い金額で買い取れれば、新車とは別に下取り車でも大きな利益を得る事が出来ます。
なので、新車から値引きしても、下取り車の利益で補てん出来てしまうので、ディーラー的には損が無いと言う事になります。
ユーザーにとっては損しかありませんね・・・
ディーラーに騙されないためには?
以前、管理人はBMW1シリーズ(116i)を買い替える時に、ディーラーで査定してもらいました。その時の下取り金額は85万円です。
ただ、ディーラーが本来の相場よりも安めに言ってくる事は知っていたので、比較するために買取店にも査定を申し込みました。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の相場を教えてくれます。
そこで出た金額は、ディーラーよりも20万円も高い金額でした。
次回ディーラーに行った時に、「買取店では105万円と言われましたけど・・」と伝えて見ると、セールスさんは少々慌てて上司に確認を取りに奥へ引っ込みました。
10分ほど経って戻ってくると、「うちもギリギリの線なので103万円+リサイクル預託金でいかがですか?」と言われました。
リサイクル料の戻りも加算すると、約104.2万円になります。
その時の契約書はこちらです。
もし最初の85万円で契約していたら、19万円もの損をする所でした・・・
この時した事は、買取店の査定サイトで表示された概算相場をディーラーに伝えただけです。
これだけで19万円もアップしたので、やっぱりディーラーは下取り金額を安く見積もって来たんだな、と思いましたね。
ディーラーの査定より高ければ買取店へ売る選択も
ディーラーで契約の時に、「BMは買取店へ売る事になるかもしれないので、その時は下取りに入れない事を承知してもらえますか?」と伝えたら、あっさりOKしてくれました。
これで納車直前に、査定サイトで申し込んだ買取店に査定してもらい、ディーラーより高ければ買取店へ売る事が出来ます。
もしディーラーの方が高ければ、そのままディーラーへ下取りに入れる事でセールスさんからOKをもらってます。この方法は、納車直前まで自分の車に乗っていられるのでおすすめです。
そして納車前に実際に2店の買取店に査定してもらいました。
1店目は、ディーラーの104.2万円に対して107万円。
そして2店目には、「1店目で110万円、120万なら即決」と少し盛って伝えると、「120は相場を超えちゃってるので無理ですが・・・110ですか~・・・116万円ではいかがでしょう?」と、ディーラーよりさらに11.8万円のアップに成功です!
その時の契約書です。
一番最初の査定金額は、ディーラーの85万円だったので、実に31万円の上乗せに成功しました。
ディーラーだけでなく買取店の査定を検討して、本当に良かったと思いましたね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分足らずの入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算相場が表示されるので、管理人のようにディーラーの下取り金額と比較したい方、すぐに愛車の相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
限界まで値引きを引き出すCX-8の値引き交渉術
一度の交渉のみで、CX-8の限界値引きを引き出す方法です。少ない労力で大きい効果が得られるので、是非試してみて下さい。