5年ぶりのフルモデルチェンジで魅力に磨きの掛かったコンパクト・トールワゴン、「スズキ・ソリオ / ソリオバンディット」。
グレードはソリオが3タイプ、バンディットが1タイプとシンプルですが、それでもグレード選びで迷ってしまうのが人情というものでしょう。
ここではソリオの人気グレードと装備について評価しますので、新車購入時の参考にしてみてください。
この記事の目次
ソリオの売れ筋人気グレードランキングを発表!
メーカー発表のグレード別販売台数やディーラーへの調査など、当サイト独自に出したソリオの人気グレードランキングです。
順位 | グレード名 | 価格(万円) | 流通台数 |
---|---|---|---|
1位 | バンディット 1.2 ハイブリッド MV | 200.6 | |
2位 | 1.2 ハイブリッド MX | 185.0 | |
3位 | 1.2 G | 158.1 | |
4位 | 1.2 ハイブリッド MZ | 202.2 |
ソリオの人気グレードの装備を比較
1位のバンディット 1.2 ハイブリッド MVと2位の1.2 ハイブリッド MXはマイルドハイブリッド車、3位の1.2 Gはガソリン車です。
続いて、ランキング上位3グレードそれぞれに付く主な装備について解説します。
ソリオ バンディット1.2 ハイブリッド MVの主な装備は?
〇少ない視線移動で情報を確認できるヘッドアップディスプレイ
運転席正面のインパネ上部に、速度・エンジン回転・警報などの情報を表示するヘッドアップディスプレイを装備。
ソリオが採用するセンターメーター方式は、前方視界が広々とする反面、視線の移動量が多くなってしまうのが難点です。
その欠点をカバーしてくれるのが、このヘッドアップディスプレイ。
ほとんど視線を落とさずに運転に必要な情報が目に入るので、その分前方に注意を集中でき、事故リスクが軽減されます。
〇夜間や悪天候時の視界もバッチリ、LEDヘッドランプ&LEDフロントフォグランプ
ヘッドランプに、明るく消費電力の少ないLEDを採用。
同時に、霧や豪雨などの際にヘッドランプの明かりを補助するLEDフロントフォグランプも装備します。
夜間でも悪天候時でも十分な視界が確保でき、歩行者などの早期発見につながるのは大きなメリットです。
LED光源なので、バッテリーの負担や球切れを心配する必要もありません。
〇日焼けや室温上昇を防ぐプレミアムUV&IRカットガラス
フロントドアガラスに日焼けの原因となる紫外線を約99%カットするプレミアムUVカット機能と、室温上昇の要因となるIRカット機能を採用。
更にフロントウィンドウにもIRカットガラスを採用するので、前席の乗員は夏場でも快適に過ごすことができます。
ソリオは窓の面積が大きいので、プレミアムUV&IRカット機能のメリットは絶大です。
前後席間の室温差をなくすスリムサーキュレーター
天井に室内の空気を循環させるスリムサーキュレーターを装備。
エアコンを入れても前席は快適でも後席は暑い、などということは、特に室内が広いミニバンでは起きがちです。
そんな悩みも、スリムサーキュレーターがあれば解決します。
スリムの名の通り薄型なので、圧迫感もありません。
ソリオ 1.2 ハイブリッド MXの主な装備は?
〇冬場の快適なドライブを約束する運転席・助手席シートヒーター
※バンディット 1.2 ハイブリッド MVにも標準装備
運転席と助手席に、座面を直接暖めるシートヒーターを装備。
スイッチを入れると短時間でお尻と太腿がポカポカ暖まるので、寒い冬でも快適に過ごせます。
特に冷え性の人が多い女性にとっては、必須の装備と言えるでしょう。
荷物で手が塞がっている時などに重宝する後席左側ワンアクションパワースライドドア
※バンディット 1.2 ハイブリッド MVにも標準装備
ドアノブ部に設けられているスイッチを押すだけでスライドドアの解錠・施錠や電動開閉が可能なワンアクションパワースライドドア。
ハイブリッド MXでは、このワンアクションパワースライドドアを左側に標準装備します。
両手が荷物で塞がっている時や子供を抱いている時、雨で傘を持っている時などに特に恩恵を感じることでしょう。
この便利さに慣れてしまうと、もう手動開閉式のスライドドアでは満足できなくなるはずです。
〇アイドリングストップ中でも冷房が効くエコクール
※バンディット 1.2 ハイブリッド MVにも標準装備
ほとんどのハイブリッド車にはアイドリングストップ機構が装備されますが、通常、アイドリングストップ中はエアコン暖房が効かなくなってしまうのが泣き所です。
そのため、夏の信号待ちや渋滞では暑さを我慢しなければなりません。
しかしソリオには、アイドリングストップ中でも一定時間冷風が出るエコクールが備わるので、快適さとエコが両立します。
〇直射日光を防ぐロールサンシェード
※バンディット1.2 ハイブリッド MVにも標準装備
スライドドアのウィンドウ部に、引き出し式のロールサンシェードを内蔵。
直射日光を遮りたい時に、大きな効果を発揮します。
スライドドアウィンドウには赤外線をカットするIRカット機能がないだけに、ロールサンシェードの有難みはひとしおです。
ソリオ 1.2 Gの主な装備は?
〇キーを取り出さずにドアの施錠・解錠やエンジン始動ができるキーレスプッシュスタートシステム
※バンディット 1.2 ハイブリッド MV、1.2 ハイブリッド MXにも標準装備
いちいちポケットやバッグからキーを取り出すことなくドアの施錠・解錠ができるキーレスエントリーシステムは、最廉価グレードのGにも標準装備されます。
万が一内蔵ボタン電池が切れてしまっても、通常のキーも内蔵しているので焦る必要はありません。
また、エンジンの始動・停止もプッシュスイッチを押すだけなので、とても簡単。
夜間でもドアノブのキー穴やエンジン始動用のキー穴を手探りする必要がないなど、大きなメリットを持っています。
〇ドアの施錠・解錠と連動する電動格納式リモコンドアミラー
※バンディット 1.2 ハイブリッド MV、1.2 ハイブリッド MXにも標準装備
ドアを施錠すると自動でドアミラーが格納され、解錠と同時に自動で展開する電動格納式リモコンドアミラーを採用。
ドアミラーをたたみ忘れて隣の車に迷惑をかけてしまったり、展開しないまま走り出してしまい、慌てて気付いて手動でドアミラーを展開といった失敗もなくなります。
〇後席の乗員がゆったりくつろげるリヤシートスライド&リクライニング機構
※バンディット 1.2 ハイブリッド MV、1.2 ハイブリッド MXにも標準装備
後席に165mmのスライド機能と、最大56°のリクライニング機構を採用。
左右個別にスライド&リクライニングができるので、各々の乗員がベストな姿勢でくつろげます。
また後席を前の方にスライドすれば、後席に人を乗せながら荷物を沢山積むことも可能です。
ソリオで人気の装備は?
上位3グレードに標準で付かない装備の中から、特に人気の高いものを取り上げ解説します。
運転席側からの乗り降りも楽々、後席右側ワンアクションパワースライドドア
ワンアクションパワースライドドアは、左側だけでなくやはり右側にも付いていた方が便利。
ワンアクションパワースライドドアの便利さに慣れてしまうと、右側の手動式スライドドアがとても不便に感じてしまうからです。
左右両方にワンアクションパワースライドドアが標準装備されるのは、ソリオ ハイブリッド MZのみとなります (バンディット ハイブリッド MVはメーカーオプション)。
駐車時などの安全確認に威力を発揮する全方位モニター
ボディの前後左右4か所に搭載されたカメラの映像を合成し、ナビ画面に表示する装備が全方位モニターです。
車庫入れなどの際の安全確認に威力を発揮する全方位モニターは、ソリオ ハイブリッド MZ / ハイブリッド MXとバンディット ハイブリッド MVにメーカーオプション設定されます。
全方位モニターを使用するには、全方位モニター用カメラパッケージ+純正ナビまたは全方位モニター付メモリーナビゲーションの選択が必要です。
当サイトのおススメグレードはソリオ バンディット 1.2 ハイブリッド MV!
ここまで、ソリオの人気グレードに付く装備や人気の装備について解説してきました。
この点を踏まえた当サイトおススメのグレードは、人気グレードランキング1位の「ソリオ バンディット 1.2 ハイブリッド MV」です。
このグレードをおススメする理由を3つ取り上げ、以下で解説します。
装備が充実しているから
プレミアムUV&IRカットガラスやスリムサーキュレーターなど、快適な室内環境を実現するための装備が充実しています。
特に暑い夏場では、これらの装備が大いに快適性を高めてくれることは間違いありません。
また、ヘッドアップディスプレイやLEDヘッドランプなど、安全に貢献する装備が付くこともメリットです。
バンディットの方がスタイリッシュだから
エクステリア・デザインは好みの問題にはなりますが、多くの人がノーマル系よりもバンディットの方がカッコイイと思うはず。
ミニバンはどうしても所帯じみた雰囲気になりがちですが、バンディットは野暮ったさを微塵も感じさせないスタイリッシュさが魅力です。
また、見栄えのいい外観を持つバンディットはリセールも高いので、売却時の損失を減らすことができます。
コストパフォーマンスが高いから
バンディット ハイブリッド MVの価格は200.6万円で、ソリオシリーズ全体の中で2番目に高価です。
しかし、装備の充実ぶりやデザイン性の高さを考えれば決して割高ではなく、むしろリーズナブルと言えます。
安さだけで選ぶなら純ガソリン車のソリオ Gが一番廉価なのですが、モーターのアシストが付くハイブリッドモデルの方が動力性能・燃費性能とも優れているので、トータルのコストパフォーマンスではハイブリッドモデルの方が上です。
装備や性能、リセールなどを総合して評価すれば、バンディット ハイブリッド MVが一番お買い得と言って間違いありません。
下取り車があるならさらに新車の総額を下げる事が出来ます!
新車購入で気になるのは値引きや総支払額ですが、もし下取り車があるなら、さらに支払額を下げる事が出来ます。
もちろん値引き交渉が苦手でも、簡単にできる方法なので、是非ご参考ください。
ディーラーはウソを付いている!?
新車を買うなら、取り合えずディーラーで査定してもらう人が大半でしょう。管理人も毎回そうです。
しかし、ここで注意したいのは、「ディーラーは下取り金額でウソを付いている」ケースが多い事です。
正確には、本来ある相場よりも低い下取り金額を伝えて来ます。
相場よりも低い金額で買い取れれば、新車とは別に下取り車でも大きな利益を得る事が出来ます。
なので、新車から値引きしても、下取り車の利益で補てん出来てしまうので、ディーラー的には損が無いと言う事になります。
ユーザーにとっては損しかありませんね・・・
ディーラーに騙されないためには?
以前、管理人はBMW1シリーズ(116i)を買い替える時に、ディーラーで査定してもらいました。その時の下取り金額は85万円です。
ただ、ディーラーが本来の相場よりも安めに言ってくる事は知っていたので、比較するために買取店にも査定を申し込みました。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の相場を教えてくれます。
そこで出た金額は、ディーラーよりも20万円も高い金額でした。
次回ディーラーに行った時に、「買取店では105万円と言われましたけど・・」と伝えて見ると、セールスさんは少々慌てて上司に確認を取りに奥へ引っ込みました。
10分ほど経って戻ってくると、「うちもギリギリの線なので103万円+リサイクル預託金でいかがですか?」と言われました。
リサイクル料の戻りも加算すると、約104.2万円になります。
その時の契約書はこちらです。
もし最初の85万円で契約していたら、19万円もの損をする所でした・・・
この時した事は、買取店の査定サイトで表示された概算相場をディーラーに伝えただけです。
これだけで19万円もアップしたので、やっぱりディーラーは下取り金額を安く見積もって来たんだな、と思いましたね。
ディーラーの査定より高ければ買取店へ売る選択も
ディーラーで契約の時に、「BMは買取店へ売る事になるかもしれないので、その時は下取りに入れない事を承知してもらえますか?」と伝えたら、あっさりOKしてくれました。
これで納車直前に、査定サイトで申し込んだ買取店に査定してもらい、ディーラーより高ければ買取店へ売る事が出来ます。
もしディーラーの方が高ければ、そのままディーラーへ下取りに入れる事でセールスさんからOKをもらってます。この方法は、納車直前まで自分の車に乗っていられるのでおすすめです。
そして納車前に実際に2店の買取店に査定してもらいました。
1店目は、ディーラーの104.2万円に対して107万円。
そして2店目には、「1店目で110万円、120万なら即決」と少し盛って伝えると、「120は相場を超えちゃってるので無理ですが・・・110ですか~・・・116万円ではいかがでしょう?」と、ディーラーよりさらに11.8万円のアップに成功です!
その時の契約書です。
一番最初の査定金額は、ディーラーの85万円だったので、実に31万円の上乗せに成功しました。
ディーラーだけでなく買取店の査定を検討して、本当に良かったと思いましたね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分足らずの入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算相場が表示されるので、管理人のようにディーラーの下取り金額と比較したい方、すぐに愛車の相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
限界まで値引きを引き出すソリオの値引き交渉術
一回の交渉だけで、ソリオから限界値引きを引き出す方法です。
短期間でしかも手間なく出来るので、何度もディーラーへ行く時間がない方、交渉事が苦手な方でも出来る方法です。
是非ご参考ください。