14年ぶりに全面リニューアルされた「トヨタ・ランドクルーザー300」のグレード体系は、基本的に5タイプのラインナップです。
パワートレインは3.5Lガソリンと3.3Lディーゼルが用意されています。
ここではランドクルーザー300の人気グレードと装備を徹底評価、おすすめのグレードも紹介しますので、購入時の参考にどうぞ。
この記事の目次
ランドクルーザー300の売れ筋人気グレードランキングを発表!
メーカー発表のグレード別販売台数やディーラーへの調査など、当サイトが独自にリサーチしたランドクルーザー300の人気グレードランキングです。
順位 | グレード名 | 価格(万円) | 台数 |
---|---|---|---|
1位 | 3.5 VX | 630 | |
2位 | 3.5 ZX | 730 | |
3位 | 3.5 GRスポーツ | 770 | |
4位 | 3.3 ZX | 760 | |
5位 | 3.5 AX | 550 |
ランドクルーザー300の人気グレードの装備を比較
ランキングのベスト3はいずれもガソリン車で、1位のVXは中間グレード、2位のZXはVXのひとつ上のグレード、3位のGRスポーツは最上級グレードです。
続いて、上位3グレードに標準で付く主な装備について解説します。
ランドクルーザー300 3.5 VXの主な装備は?
〇進行方向を照らすLEDコーナリングランプ
※ZXにも標準装備
ヘッドランプは正面しか照らさないので、夜間にカーブや交差点を曲がる時の視界確保が十分ではありません。
その問題を解決する装備が、LEDコーナリングランプです。
ステアリングを切った方向またはウインカーを出した方向のランプが点灯し、斜め前方を照らしてくれるので、歩行者や自転車などが発見しやすくなります。
シートポジションが簡単に調整できる運転席&助手席8ウェイパワーシート
※ZX / GRスポーツにも標準装備
運転席と助手席に、前後スライド・座面前端上下・シート上下・リクライニングの4項目を電動調整できる8ウェイパワーシートを採用。
マニュアル式と比べ力を使わずスマートに調整できるだけでなく、微妙な調整が効き点がメリットです。
実際に使ってみると、思っていた以上のメリットがあることに気づくでしょう。
〇冬のドライブを快適にするステアリングヒーター
※ZX / GRスポーツにも標準装備
ステアリンググリップの左右と下部を直接温めるステアリングヒーターを装備。
冬場で指先が冷たくなっていても、ステアリングを握っているうちに温まってきます。
特に寒冷地に住むユーザーにとっては、必需品とさえ言えるでしょう。
〇季節を問わず快適なドライブを約束するフロントシート快適温熱シート+シートベンチレーション
※ZX / GRスポーツにも標準装備
運転席と助手席に快適温熱シート (シートヒーター) とシートベンチレーションを採用。
快適温熱シートは座面とシートバックを温める装備で、設定温度を任意に3段階に切り替えられるほか、自動で設定を切り替えるオートモードも搭載します。
一方シートベンチレーションは、シート表皮の熱気を吸い込んで清涼感をもたらす装備です。
快適温熱シートとシートベンチレーションがあれば、季節を問わず快適に過ごすことができます。
ランドクルーザー 300 3.5 ZXの主な装備は?
〇手を使わず開閉できるハンズフリーパワーバックドア
ランドクルーザー300のようにバックドアの大きい車種は、手動で開閉するのは結構大変です。
スイッチひとつで開閉できるパワーバックドアが是非欲しいところですが、ZXとGRスポーツに標準装備されています。
そしてZXには更に便利な、足をバンパー下に出し入れするだけで自動開閉するハンズフリー機能が付きます。
両手に荷物を持っている場合も、どちらかを地面に置かずにバックドアを開閉できるのは、思いのほか便利です。
〇車内に光や風を取り込む電動ムーンルーフ
※GRスポーツにも標準装備
フロントシート上部に、自然光や風を車内に取り込める電動ムーンルーフを装備。
開放的な環境で過ごせるのは、とても気持ちがいいものです。
また夏場に車内の熱気を逃したい時や、タバコ臭やペット臭等を排出したい時なども有効活用できます。
〇夜間走行時の安全性を高めるアダプティブハイビームシステム
※GRスポーツにも標準装備
ランドクルーザー300の下位グレードは、夜間ハイビーム走行中に対向車や先行車を検知すると自動でロービームに切り替え、相手への幻惑を防ぐオートハイビームを搭載しています。
一方ZXの場合は、対向車や先行車を検知するとハイビームを維持したままLED光源の照射範囲を自動で調整し、相手への幻惑を防ぎながら視界を確保するアダプティブハイビームシステムを搭載。
夜間走行時の安全性の点では、ロービームに切り替わることがないアダプティブハイビームシステムの方が優れています。
2列目シートの乗員にも快適性を提供するセカンドシート快適温熱シート+シートベンチレーション
※GRスポーツにも標準装備
VXではセカンドシート左右にも快適温熱シートとシートベンチレーションを搭載。
フロントシートの乗員だけが快適という不平等感や気まずさがなくなるので、後席に人を乗せる機会が多いなら是非とも欲しい装備です。
ランドクルーザー300 3.5 GRスポーツの主な装備は?
〇走行安定性を高めるE-KDSS
旋回時に車体の傾きを抑えるスタビライザーは、ランドクルーザーのような背の高い車には必須の装備です。
しかし、スタビライザーがあると左右のサスペンションが完全に独立して伸縮することができないので、状況によってはデメリットが生じることもあります。
その問題を解決するのが、ランドクルーザー300 GRスポーツで世界初採用されたE-KDSSです。
直進時はスタビライザーを無効にして走破性やフラット感を高め、旋回時はスタビライザーを有効にして車体の傾きを抑える作用を、電子制御により自動で行います。
〇スタック時に威力を発揮する電動デフロック
GRスポーツはフロントとリアに電動デフロックを搭載。
電動デフロックは左右の車軸を直結する機能で、スタックした時に空転していない側のタイヤに駆動力を伝えて脱出を助ける働きをします。
オフロード走行時や深雪走行時の走破性を高める装備として、見逃せません。
〇運転に必要な情報を見やすく表示するカラーヘッドアップディスプレイ
※VX / ZXにも標準装備
フロントウィンドウの内側に、速度やナビの案内表示など運転に必要な情報を投射する装備です。
メーターやナビ画面を見る場合よりも視線の移動量が小さく、前方に注視できるので安全運転につながります。
ランドクルーザー300で人気の装備は?
ランドクルーザー300にメーカーオプション設定されている装備の中から、特に人気の高いものを取り上げ解説します。
4つのカメラで運転をサポートするマルチテレインモニター
車両の前後左右に搭載されたカメラの映像をディスプレイに表示し、運転をサポートする装備です。
4つのビューを任意に切り替えることで、肉眼で確認できない車両周辺の状況が把握できます。
また、床下の状況を確認できるアンダーフロアビューも備わるので、オフロード走行時も安心です。
障害物の有無に関わらずペダルの踏み間違いによる急発進を抑制するプラスサポート
ランドクルーザー300には、全車にアクセル踏み間違い防止装置のパーキングサポートブレーキが標準装備されます。
ただ、パーキングサポートブレーキの欠点は、前後に障害物や歩行者を検知している時にしか作動しないこと。
その欠点をカバーする装備が、プラスサポートです。
障害物や歩行者の有無に関わらず、アクセルを踏み過ぎてしまった場合に急発進を防いでくれるので、安心感が一層高まります。
ナビ案内と上質な音響を提供するT-コネクトナビ+JBLプレミアムサウンドシステム
トヨタの通信サービス「T-コネクト」に対応したカーナビと、高音質なサウンドを提供するJBLプレミアムサウンドシステムがセットになったオプションです。
T-コネクトナビにはETC2.0ユニットも内蔵するほか、傾斜計や前輪の舵角を表示できるなど、多彩な機能を誇ります。
またJBLプレミアムサウンドシステムは、米国の名門オーディオメーカーがランドクルーザーの車内環境に最適化して設計しただけあり、素晴らしい音質を楽しむことができます。
当サイトのおススメグレードはランドクルーザー300 3.3ZX!
ここまでランドクルーザーの上位3グレードに付く標準装備や、人気のオプション装備について解説してきました。
それらを踏まえておススメグレードをひとつあげるなら、人気グレードランキングでは第4位だった「ランドクルーザー300 3.3 ZX」です。
その理由を3つあげ、以下で解説します。
快適装備が充実しているから
ZXは上級グレードだけあり、快適装備や安全装備が非常に充実しています。
快適温熱シート+シートベンチレーションがフロントシートとセカンドシートに付いていたり、電動ムーンルーフやハンズフリーパワーバックドアが標準装備される点は大きなメリットです。
また安全装備面では、LEDコーナリングランプやアダプティブハイビームシステムなど、灯火類が充実している点が魅力。
更に走行性能を高めるリヤ・トルセンLSDや、大径20インチアルミホイールが備わることもZXの強みになっています。
装備面ではほぼ全部載せなので、誰もが満足できるはずです。
低速トルクが強く経済性も高いから
ZXはガソリン車とディーゼル車が選べますが、ここで選んだのはディーゼル車の方です。
高速域の伸びではガソリン車が勝りますが、クロカンモデルで重要になる低速トルクはディーゼル車の方が勝ります。
またカタログ燃費もガソリン車の7.9km/Lに対し9.7km/Lと2割ほど優れ、軽油がガソリンより安いことも併せ経済性で有利です。
納得のいく価格設定だから
3.3 ZXの車両価格は760万円で、ランドクルーザー300の中で3番目に高価です。
しかし装備や走行性能、経済性などを総括すると、納得のいく価格設定と言えます。
ガソリン車の3.5 ZXより30万円高価ですが、購入時の諸経費が安いので総額はそこまで差は付きません。
下取り車があるならさらに新車の総額を下げる事が出来ます!
新車購入で気になるのは値引きや総支払額ですが、もし下取り車があるなら、さらに支払額を下げる事が出来ます。
もちろん値引き交渉が苦手でも、簡単にできる方法なので、是非ご参考ください。
ディーラーはウソを付いている!?
新車を買うなら、取り合えずディーラーで査定してもらう人が大半でしょう。管理人も毎回そうです。
しかし、ここで注意したいのは、「ディーラーは下取り金額でウソを付いている」ケースが多い事です。
正確には、本来ある相場よりも低い下取り金額を伝えて来ます。
相場よりも低い金額で買い取れれば、新車とは別に下取り車でも大きな利益を得る事が出来ます。
なので、新車から値引きしても、下取り車の利益で補てん出来てしまうので、ディーラー的には損が無いと言う事になります。
ユーザーにとっては損しかありませんね・・・
ディーラーに騙されないためには?
以前、管理人はBMW1シリーズ(116i)を買い替える時に、ディーラーで査定してもらいました。その時の下取り金額は85万円です。
ただ、ディーラーが本来の相場よりも安めに言ってくる事は知っていたので、比較するために買取店にも査定を申し込みました。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の相場を教えてくれます。
そこで出た金額は、ディーラーよりも20万円も高い金額でした。
次回ディーラーに行った時に、「買取店では105万円と言われましたけど・・」と伝えて見ると、セールスさんは少々慌てて上司に確認を取りに奥へ引っ込みました。
10分ほど経って戻ってくると、「うちもギリギリの線なので103万円+リサイクル預託金でいかがですか?」と言われました。
リサイクル料の戻りも加算すると、約104.2万円になります。
その時の契約書はこちらです。
もし最初の85万円で契約していたら、19万円もの損をする所でした・・・
この時した事は、買取店の査定サイトで表示された概算相場をディーラーに伝えただけです。
これだけで19万円もアップしたので、やっぱりディーラーは下取り金額を安く見積もって来たんだな、と思いましたね。
ディーラーの査定より高ければ買取店へ売る選択も
ディーラーで契約の時に、「BMは買取店へ売る事になるかもしれないので、その時は下取りに入れない事を承知してもらえますか?」と伝えたら、あっさりOKしてくれました。
これで納車直前に、査定サイトで申し込んだ買取店に査定してもらい、ディーラーより高ければ買取店へ売る事が出来ます。
もしディーラーの方が高ければ、そのままディーラーへ下取りに入れる事でセールスさんからOKをもらってます。この方法は、納車直前まで自分の車に乗っていられるのでおすすめです。
そして納車前に実際に2店の買取店に査定してもらいました。
1店目は、ディーラーの104.2万円に対して107万円。
そして2店目には、「1店目で110万円、120万なら即決」と少し盛って伝えると、「120は相場を超えちゃってるので無理ですが・・・110ですか~・・・116万円ではいかがでしょう?」と、ディーラーよりさらに11.8万円のアップに成功です!
その時の契約書です。
一番最初の査定金額は、ディーラーの85万円だったので、実に31万円の上乗せに成功しました。
ディーラーだけでなく買取店の査定を検討して、本当に良かったと思いましたね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分足らずの入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算相場が表示されるので、管理人のようにディーラーの下取り金額と比較したい方、すぐに愛車の相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
限界まで値引きを引き出すランドクルーザーの値引き交渉術
一回の交渉だけで、ランドクルーザーから限界値引きを引き出す方法です。
短期間でしかも手間なく出来るので、何度もディーラーへ行く時間がない方、交渉事が苦手な方でも出来る方法です。
是非ご参考ください。