SUVでは世界で最も名を知らしめている「ランドクルーザー」。
トヨタの様々な車種の中で最も長く使われている車名でもあります。
車名の由来はLand=陸・Cruiser=軍艦から命名されました。
陸の軍艦という意味がこめられておりまさに陸の軍艦、「悪路の走破性・耐久性」は世界中もが認めるSUV。
最近では様々な技術を駆使し、乗り心地・使い心地さらにはSUVの高級車へとあらゆる面で満足感を得られる車へと進化しています。
良い面ばかりが目に付く「ランドクルーザー」ですが、現オーナーからの口コミでは欠点や不満点も多数あります。
カービューや価格コムの口コミなど、44人からの評価を元に全てを解りやすくお伝えしていきます。
この記事の目次
ランドクルーザーの迫力ある存在感が高評価。しかし、その大きすぎるボディーサイズが欠点。
SUV車の最高峰と言っても過言でないランドクルーザー、そのエクステリアの迫力は王者の風格さえ感じさせます。
高級感をも持ち合わせるエクステリアに、9割以上の方が満足と評価をしています。
しかし、少数ながら不満に感じているユーザーの口コミもあります。
ランドクルーザーのエクステリアには、共通して2点の不満があります。
駐車場や狭い道路では大きすぎるボディーが難点
大きなボディーで存在感があるランドクルーザー。
その特徴とも言える大きなボディーが日本の道路事情に合っていないと言う口コミが多数ありました。
「スーパーへ買い物に行く時も、駐車場のスペースがギリギリで止める場所に困る。」
「狭い道路で対向車が来ると、すれ違うのが大変。」
と道路や駐車場の広さに対しボディーサイズが大きすぎると言った不満の声があります。
ちょっと近くのスーパーへ買い物に行くにも、大きすぎるがゆえに妻の軽自動車に乗って行くなど普段使いに不便さを感じている方が多いようです。
現行型のフロントマスクはSUV感が薄れ、前型の方が好み
フロントマスクには賛否両論ありますが、前モデル・前々モデルの方が好みという口コミが見られました。
「圧感がありすぎるフロントマスク。もっとスマートな方が良い。」
「80系の外観の方がかっこよかった。」
「のっぺりとしたフロントマスクがいまいち。前型の方がSUVらしくかっこよかった。」
など、フロントマスクがSUV車っぽくなくなった点に不満を感じているユーザーもいました。
確かにSUV感が少し薄れた感じがあり、一昔前の型の方がSUV車のイメージが強いですよね。
駐車しているだけで存在感抜群!フロントマスクの迫力が半端ない!
大きすぎるボディーが欠点で上がりましたが、反対にそれこそがランドクルーザーの長所でもあります。
「止めている姿だけで存在感がすごい。」
「すれ違いざまによく目が合い見られる。圧倒感抜群!」
「外国産車並みの存在感。フロントマスクも威圧感抜群!」
など、大きなボディーからかもし出される存在感に大満足の口コミが多数あります。
ランドクルーザーの人気の秘訣は大きなボディーに迫力のある存在感、尚且つ高級感をも持ち合わせるエクステリアにあるようです。
プラスチッキーな部分が多々あるランドクルーザーのインテリア
9割近くの方がランドクルーザーのインテリアに満足しています。
しかし不満に思っている方も1割近くという結果となりました。
プラスチッキーなパネル類
「シルバー部分のセンターパネルが安っぽい。」
「プラスチッキーさが目立つ。」
など、パネル類がプラスチッキーで全体的にチープ感が感じられるようです。
一部のユーザーからは、「ウッドパネルが安っぽく本木目だとよかった。」
などの口コミも見られました。
SUVにしては十分に高級感があると感じますが、高級車セダンの内装と比較すると確かに劣ります。
パネル類のプラスチッキー感も否定できません。
スイッチが多すぎて使いこなせない
多数の機能がふんだんに盛り込まれているため、スイッチの数が多いです。
「SWが多く何のためのSWか把握しきれない。」
「良く使う一部のSWしか触らない。全てのSWを使っている人はあまりいないのではないか。」
と、SWの多さに不満の口コミが多くありました。
スイッチの数が多すぎて完璧に機能を使いこなせていないユーザーが多いように感じられます。
取り外し不可で狭すぎる3列目シート
「3列目シートは狭すぎて人が乗れない。」
「取り外しが出来ず不便。」
「2列シートの設定を全グレードに設けてほしい。」
など、3列目シートへの不満が多数見られました。
3列目シートは使い物にならないほど狭く、取り外しも出来ない仕様になっています。
かろうじて、折りたためるものの折りたたむと2列目シートがリクライニングしないという有り様・・・
又、5人乗り設定はGXグレードにしか無いため、やむ終えず3列シートを購入したとの口コミもありました。
3列目のシートを活用するのであれば、実際にディーラーへ出向き3列目シートに座って広さを確認しておくと良いでしょう。
皮シートの質感が良い
皮シートの質感には高評価の口コミが多かったです。
「しっとりとした質感の皮シート。柔らかく座り心地も◎。」といった口コミも。
その上座り心地も良く弾力があるため、たるみにくいといった利点もあります。
又、シートカラーは黒よりもフラクセンの方がリセールバリューが高いとの口コミもありました。
ランドクルーザーのトルク不足・ディーゼル設定が欲しいとの声も
ランドクルーザーのエンジン性能に関しては8割の人が満足しています。
不満に感じている人がいないという結果になりましたが、共通した1つの不満点が口コミで多数みられました。
低速トルクが物足りない。ディーゼルの力強いトルクが欲しい
車重が重いためか低速トルクが物足りないと感じているユーザーの口コミが、多数みられました。
「物足りない低速トルク。ディーゼル設定がなぜないのか。」
「車重から考えてもディーゼルの力強いトルクが合うと思う。」
「明らかなトルク不足!ディーゼル設定がなぜないのか?」
と、低速トルクがもう少し欲しいとの口コミが多く見られました。
不満の評価が0という結果ですが、低速トルクが欲しいとの不満はあるようです。
しかし、エンジン性能全体としては満足しており、しいて言うならトルクが欲しいという内容が多かったです。
車重が重いランドクルーザーに対し、力強い走りが魅力のディーゼルエンジンの設定を求めるユーザーが多いように感じられます。
スピード感が解らなくなるほどの静粛性
静粛性に関しては多数のユーザーから高評価を得ています。
高級車SUVの名に相応しい静粛性で、外からの音も一切入ってこない程の快適空間を作り上げてくれるエンジンです。
ガソリン車ならではの利点を最大限に生かせていますね。
「静粛性に優れており、救急車のサイレンに気付かない事があった。」
「エンジン音が静かすぎて、思ったよりスピードがでている事が多々あります。」
などの口コミがあり、かなりの静粛性であることがうかがえます。
又、他にもアクセルを踏めば簡単にスピードが出るパワフルさや、滑らかに回るエンジンへの定評もありました。
SUV車として十分すぎる走行性能、オンロードでの走りも◎
エンジン性能に続き走行性能でも不満に感じているユーザーはいませんでした。
では、多くのユーザーに満足感を与える走行性能の口コミを見てみましょう。
車高が高く運転しやすい
ランドクルーザーの運転席からの視界が高く、周りが見渡せ運転が楽といった口コミが多かったです。
「車高が高い分、前方の見通しが良く長距離運転も快適。」
「車高が高いため見通しが良く、ボディーサイズの割に運転しやすい。」
と、長距離運転の疲労も軽減され運転もしやすいと高評価でした。
4WDとは思えない、優れた静粛性・快適性
上記で紹介したエンジンの静粛性に続き、走行性能面でも静粛性が高く評価されています。
「4WDの概念を覆す静粛性・快適性に大満足。」
「静かすぎてスピードが出ていてもわからない。高速道路走行時などは注意が必要かもしれない。」
など、さすが高額なSUV、かなりの静粛性のようです。
他にも
「オフロードでは本領発揮。雪道も楽々走行。」
「山道や高速走行にも安定感が感じられる。」
などオンロード・オフロード共に安定感のある走りが高評価に繋がっています。
舗装路・悪路関係なく十分な走行性能を発揮し、高級車並みの静粛性を兼ね備えたSUV。
まさに、良い部分を集めた素晴らしい走行性能と言えるでしょう。
優れた走行安定性と静粛性に安心感のある乗り心地
86%の人が満足しているという結果となりましたが、7%の不満に感じているユーザーからの口コミがありました。
乗り心地に関しては二点の欠点があります。
振動が直接体に伝わる感じがある
ランドクルーザーのボディーは、フレーム付きのボディー構造となっており直接車体自体に振動が伝わります。
わかりやすく例えるならトラックやバスのような感じです。
そのため、揺れや振動は直に体へ伝わってきます。
「振動がクリアに感じられる。」
「オフロードや段差では横揺れを直で体感する。」
などの口コミもありました。
中低速域でのエンジン音/高速域での静粛性が良すぎる
注低速域では「エンジン音が気になる」という口コミがちらほらみられました。
又、高速域での静かすぎる室内の静粛性に関しても、スピード感覚が狂ってしまう。
静かすぎて予想以上にスピードが出てしまう。
など、静粛性が良すぎて危ない・怖いといったユーザーからの口コミが見られました。
静粛性に関しては、一長一短と言えるでしょう。
走行時の安定性が優れており安心感がある
満足の口コミで一番多かった内容は
「走行安定性が非常に高く乗車している人に安心感を与える。」
「室外の音もよくカットされていて、静粛性はかなりのもの。」
でした。
他にも、シートに厚みがありホールド性能が良い点や、二列目シートもリクライニングでき居住性が高い事から高評価を得ています。
燃料垂れ流しのイメージが強いランドクルーザーの燃費性能
ランドクルーザーの燃費に関しては満足している方が二割程度に対して、不満に感じている人が32%と上回る結果となりました。
どちらでもないと言った評価が半数近くを占めているのが特徴的です。
ランドクルーザーに乗るからには燃費は気にしない
ランドクルーザーと聞くと誰もが大排気量のエンジンに大きなボディー、燃費最悪と感じるでしょう。
ユーザーの口コミも大多数が
「ランドクルーザーに乗るからには覚悟をしていました。燃費3km/L~6km/Lですがわかっていた事なので。」
「燃費を気にするなら、ランドクルーザーを購入しない。」
など、燃費最悪前提で購入しているため気にしている口コミはありませんでした。
ランドクルーザーのメーカー発表カタログ燃費が、6.7~6.9km/Lなので妥当な実燃費でしょう。
燃費に満足との声も・・・
「一般道4~5km/L・高速道路8~9km/L。燃費には大満足。」
「覚悟していたが予想していたよりも、燃費が悪くなかった。」
など、思っていたよりも意外と実燃費が良かったユーザーから満足の口コミがありました。
満足に感じているユーザーは、考えていた燃費よりも実燃費が上回ったとの回答がほとんどでした。
全評価共通で高いとの口コミも
価格面に関してはちょうど半数の人が、満足と評価しています。
車両価格が高額なランドクルーザー、やはり不満の評価も二割と割合が少し多くなっています。
メーカーオプションが高すぎる
車両価格が高いのは納得できるが、オプションが高すぎる点に不満を抱くユーザーが多数いました。
「最上級グレードZXと廉価版GX。同じエンジンで価格差が約200万円。装備でこの価格差は高すぎる。」
「車両自体は適正価格かと、オプションでナビをつけたら90万円とか高すぎる」
ナビだけで90万円は確かに高いですよね。
下手すればオプションのみで安い新車を購入できる価格になります。
とにかく高い!
今回の不満・満足・普通すべての評価において共通して見られた口コミが
「とにかく高い!」
です。
値段相応の車両だとしても、高いと感じてしまう価格帯なのでしょうがないですよね。
ランドクルーザーの価格の評価については、価格はほとんどのユーザーが高いと感じている事が口コミで分かりました。
満足・不満の評価の分かれ目となったのは、ランドクルーザーの車両自体に対する評価だと感じました。
又、リセールバリューが高い事から乗り換えの時に戻ってくる金額を考えると、さほど高くはない買い物と感じている人もいるようです。
総合評価
ランドクルーザーは国産SUVの頂点に君臨すると言っても過言ではないでしょう。
ユーザーの口コミからもわかるように
「大きなボディーに圧倒的な存在感がたまらない。」
「高級感のあるインテリア、静粛性の高さに大満足。」
など、エクステリア・インテリアの魅力はまさに口コミ通りでしょう。
エンジン性能・走行性能に関しても、あえて言うなら「トルクがもう少し欲しい」との事です。
現状でも全く困らないのでユーザーからは高評価です。
燃費・価格に関してはユーザーも購入前から認識している部分なので、不満の評価であっても「しかたない」と納得している口コミが多かったです。
総合評価としては、燃費・価格では不満評価が多かったものの、エクステリア・インテリア・エンジン・走行・乗り心地に関して、ランドクルーザーは高評価を得ていると言って良いでしょう。
過去・現在・これからの未来も、ランドクルーザーは大きなボディーで高級感を兼ね備えたSUVとして支持され続けるのだと思います。
ランドクルーザーはリセールバリューが高く、還元される金額が高額になる
購入金額がすごく高いランドクルーザーですが、売却時にもすごく高い値段で買い取ってくれます。
考え方によっては、購入価格-売却価格=そこまで高くない?
との考え方をしているユーザーがいる事は事実です。
下取り車があるならさらに新車の総額を下げる事が出来ます!
新車購入で気になるのは値引きや総支払額ですが、もし下取り車があるなら、さらに支払額を下げる事が出来ます。
もちろん値引き交渉が苦手でも、簡単にできる方法なので、是非ご参考ください。
ディーラーはウソを付いている!?
新車を買うなら、取り合えずディーラーで査定してもらう人が大半でしょう。管理人も毎回そうです。
しかし、ここで注意したいのは、「ディーラーは下取り金額でウソを付いている」ケースが多い事です。
正確には、本来ある相場よりも低い下取り金額を伝えて来ます。
相場よりも低い金額で買い取れれば、新車とは別に下取り車でも大きな利益を得る事が出来ます。
なので、新車から値引きしても、下取り車の利益で補てん出来てしまうので、ディーラー的には損が無いと言う事になります。
ユーザーにとっては損しかありませんね・・・
ディーラーに騙されないためには?
以前、管理人はBMW1シリーズ(116i)を買い替える時に、ディーラーで査定してもらいました。その時の下取り金額は85万円です。
ただ、ディーラーが本来の相場よりも安めに言ってくる事は知っていたので、比較するために買取店にも査定を申し込みました。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の相場を教えてくれます。
そこで出た金額は、ディーラーよりも20万円も高い金額でした。
次回ディーラーに行った時に、「買取店では105万円と言われましたけど・・」と伝えて見ると、セールスさんは少々慌てて上司に確認を取りに奥へ引っ込みました。
10分ほど経って戻ってくると、「うちもギリギリの線なので103万円+リサイクル預託金でいかがですか?」と言われました。
リサイクル料の戻りも加算すると、約104.2万円になります。
その時の契約書はこちらです。
もし最初の85万円で契約していたら、19万円もの損をする所でした・・・
この時した事は、買取店の査定サイトで表示された概算相場をディーラーに伝えただけです。
これだけで19万円もアップしたので、やっぱりディーラーは下取り金額を安く見積もって来たんだな、と思いましたね。
ディーラーの査定より高ければ買取店へ売る選択も
ディーラーで契約の時に、「BMは買取店へ売る事になるかもしれないので、その時は下取りに入れない事を承知してもらえますか?」と伝えたら、あっさりOKしてくれました。
これで納車直前に、査定サイトで申し込んだ買取店に査定してもらい、ディーラーより高ければ買取店へ売る事が出来ます。
もしディーラーの方が高ければ、そのままディーラーへ下取りに入れる事でセールスさんからOKをもらってます。この方法は、納車直前まで自分の車に乗っていられるのでおすすめです。
そして納車前に実際に2店の買取店に査定してもらいました。
1店目は、ディーラーの104.2万円に対して107万円。
そして2店目には、「1店目で110万円、120万なら即決」と少し盛って伝えると、「120は相場を超えちゃってるので無理ですが・・・110ですか~・・・116万円ではいかがでしょう?」と、ディーラーよりさらに11.8万円のアップに成功です!
その時の契約書です。
一番最初の査定金額は、ディーラーの85万円だったので、実に31万円の上乗せに成功しました。
ディーラーだけでなく買取店の査定を検討して、本当に良かったと思いましたね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分足らずの入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算相場が表示されるので、管理人のようにディーラーの下取り金額と比較したい方、すぐに愛車の相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
限界まで値引きを引き出すランドクルーザーの値引き交渉術
一回の交渉だけで、ランドクルーザーから限界値引きを引き出す方法です。
短期間でしかも手間なく出来るので、何度もディーラーへ行く時間がない方、交渉事が苦手な方でも出来る方法です。
是非ご参考ください。