7年ぶりにフルモデルチェンジが実施され、内外装や走りに磨きがかかったトヨタのクロスオーバーSUV「ハリアー」。
従来同様ガソリン車とハイブリッド車が用意され、グレード体系は全10タイプのラインナップです。
ここではハリアーのグレード選びで迷っている人のために、ハリアーの人気グレードや装備を評価すると同時に、おすすめのグレードも紹介します。
この記事の目次
ハリアーの売れ筋人気グレードランキングを発表!
メーカー発表のグレード別販売台数や中古車流通量、ディーラーへの調査など、当サイト独自に出したハリアーの人気グレードランキングです。
順位 | グレード名 | 価格(万円) |
---|---|---|
1位 | Z レザーパッケージ | 423 |
2位 | G レザーパッケージ | 371 |
3位 | Z | 393 |
4位 | G | 341 |
5位 | ハイブリッド Z レザーパッケージ | 482 |
6位 | ハイブリッド G レザーパッケージ | 430 |
7位 | S | 299 |
8位 | ハイブリッド Z | 452 |
9位 | ハイブリッド G | 400 |
10位 | ハイブリッド S | 358 |
ハリアーの人気グレードの装備を比較
ランキング1位には、ガソリン車の最上級グレード「Z レザーパッケージ」が輝きました。
2位の「G レザーパッケージ」と3位の「Z」は、ガソリン車の中間グレードです。
このランキング上位3グレードに標準で付く主要装備について、以下で解説しましょう!
1位 ハリアー Z レザーパッケージの主な装備は?
〇季節を問わず前席の乗員が快適に過ごせる快適温熱シート+シートベンチレーション
※G レザーパッケージにも標準装備
運転席と助手席に、座面とシートバックを暖める快適温熱シートと、涼風を送るシートベンチレーションを装備。
快適温熱シートはスイッチを入れてから短時間が暖かくなるので、エアコンからなかなか温風が出ない冬場でも、乗り出しから快適です。
一方シートベンチレーションは、お尻や背中に汗をかく夏場に重宝します。
蒸れて背中に汗染みができてしまうこともないので、特に汗かきの人には嬉しい装備でしょう。
快適温熱シート、シートベンチレーションとも効きをハイ/ミッド/ローの3段階に調整できるので、中間シーズンでも使えます。
〇高級感と手触りの良さが魅力の本革シート
※G レザーパッケージにも標準装備
グレード名にレザーパッケージと付くとおり、レザー (本革) のシートを採用。
カラーは画像上のブラックと、下のブラウンから選べます。
ベースグレードのファブリック+合成皮革では味わえない高級感や、しっとした手触りが魅力です。
車内に乗り込むたびに、「高級車を買ったんだ!」という実感がひしひしと沸いてくることでしょう。
〇バックでの出庫や車線変更が安全に行えるリヤクロストラフィックオートブレーキ+BSM
※Zにも標準装備
リヤクロストラフィックオートブレーキは、前向き駐車の状態からバックで出る時などに、他の車との接触事故を防ぐ予防安全装備です。
ミリ波レーダーが後方左右から接近する車両を検知すると、まずブザー音とドアミラー内のインジケーター点滅でお知らせ。
それでも衝突の危険性が高まると、自動ブレーキを掛けて衝突被害を軽減または回避します。
そしてBSM (ブラインドスポットモニター) は、車線変更時に起きやすい接触事故を防ぐ予防安全装備です。
隣の車線の後方60m以内に他の車両が接近すると、ドアミラー内のインジケーターが点灯、ドライバーに注意を促します。
更にその方向にウインカーを出して車線変更しようとすると、インジケーターが点滅してより強く注意喚起。
車線変更の際、隣の車線の車が死角に入って気付かなかったり、猛スピードの車がいつの間にかすぐ後ろに迫っていてヒヤっとした経験があると思いますが、そんな時もBSMがあれば安心です。
〇道案内やAV機能はおまかせ!T-コネクトSDナビ+JBLプレミアムサウンドシステム
※Zにも標準装備
トヨタスマートセンターと通信でつながり、様々なサポートを受けられるT-コネクトに対応した12.3インチSDナビを標準装備。
フルセグTVやAM/FMチューナーなどのAV機能やスマホ連携機能、更にはETC2.0車載器も搭載するなど、機能満載です。
また、操作性の点ではフリック操作やマルチタッチなど、タブレットのように扱えるトヨタマルチオペレーションタッチを採用。
ナビやAV機能の操作は勿論、エアコンや快適温熱シートの操作もできます。
そして、JBLプレミアムサウンドシステムの高音質も大きなポイントです。
ハリアーの室内空間に合わせて搭載された9つのスピーカーを専用アンプで駆動、広がりと奥行き感のあるサウンドを再生します。
音質は、名門ブランドJBLの特徴である歯切れのよさやエネルギー感を備えるので、かなりのオーディオマニアでも納得できるでしょう。
スマホなどの圧縮音源をCD相当の音質にグレードアップする機能が付くのも、嬉しい点です。
ハリアー G レザーパッケージの主な装備は?
〇ステアリングを握る手を暖めるステアリングヒーター
※Z レザーパッケージにも標準装備
ステアリングリムの9時方向と3時方向を暖める、ステアリングヒーターを装備。
エアコン暖房を効かせても、なかなか指先までは暖まらないものですが、ステアリングヒーターが付いていれば大丈夫です。
特に冷え性で指先が冷たくなりがちな人にはメリットが大きいでしょう。
〇乗り降りが楽にできる運転席オートスライドアウェイ
※Z レザーパッケージにも標準装備
車から降りる際、エンジンを止めるかシートベルトを外すかすると、自動で運転席が後ろにスライドして降車をサポートします。
乗車する時は、エンジンを掛けるかシートベルトを着用すると、自動で元のシートポジションに復帰。
更に、降車時にステアリングの位置が上がり、乗車時は元の位置に戻るオートチルトアウェイ&リターン機能も付きます。
SUVのハリアーはフロアが高いので、本来乗降性はそれほど良いとは言えませんが、この装備が解決してくれます。
〇スイッチ操作により簡単にベストポジションが得られる運転席8ウェイパワーシート
※Z レザーパッケージ、Zにも標準装備
運転席に、前後スライド / リクライニング / シート上下 / 座面前端上下を電動調整できる8ウェイパワーシートを採用。
レバー式のマニュアルシートのように力を使わず、スイッチ操作で簡単にベストポジションが得られます。
微調整がやりやすいのもパワーシートのメリットで、レバーでシートを前後させたりリクライニング角度を調整しても、ポジションがなかなか決まらないイライラとも無縁です。
〇助手席の乗員も楽にベストポジションを取れる助手席4ウェイパワーシート
※Z レザーパッケージにも標準装備
助手席には、前後スライドとリクライニングの電動調整ができる4ウェイパワーシートを採用。
助手席の乗員は、普通は乗車姿勢に多少不満があっても最初のポジションのまま座り続けるものです。
しかし、スイッチひとつで簡単にポジションが変更できるパワーシートが付いていれば、自分で気軽にリクライニングを好みの角度に調整したりできます。
助手席の乗員にとっては嬉しい装備と言えるでしょう。
ハリアー Zの主な装備は?
〇目の疲労を軽減し、安全運転にも貢献するカラーヘッドアップディスプレイ
※Z レザーパッケージにも標準装備
カラーヘッドアップディスプレイは、速度やナビの案内表示など、運転に必要な様々な情報をフロントウィンドウの視野内に投射する装備です。
メーターやナビ画面を見るよりも視線の移動が少なくなるため、目の疲労が軽くなります。
また常時前方を注視しながら運転できるので、安全運転にもつながるなどメリットの大きい装備です。
〇両手が荷物で塞がっている時に便利なハンズフリーパワーバックドア
※Z レザーパッケージにも標準装備
ハンズフリーパワーバックドアは、リアバンパー下に足をかざすだけでバックドアの電動開閉ができる装備。
スイッチひとつでバックドアが電動開閉できるパワーバックドアより、更に便利です。
特に両手が荷物で塞がっている時や、子供を抱いている時などは、手を使わず開閉できるので大変重宝します。
停止位置を記憶する機能もあるので、駐車場に高さ制限があってバックドアを一番上まで開けられない場合でも安心です。
〇カッコいいルックスとキビキビしたハンドリングをもたらす19インチアルミホイール
※Z レザーパッケージにも標準装備
Zグレードには、大径19インチアルミホイールと扁平率の高い225/55R19タイヤを装着。
下位グレードの17インチや18インチと比べ、ルックスのカッコよさは断然上です。
また、大径ホイール+高扁平タイヤはハンドリングがキビキビするので、ワインディング走行も一層楽しめます。
〇ナイトドライブ時におもてなしを演出するドアミラー足元照明
※Z レザーパッケージにも標準装備
夜間、ドアミラー下部からエンブレムマーク入りの照明を投射する装備です。
足元を照らす実用性もありますが、ムードを演出する効果がメインと言えるでしょう。
無いと困る装備ではありませんが、ナイトドライブの気分を高める、ちょっと贅沢なアイテムです。
ハリアーで人気の装備は?
ハリアーの人気装備の中には、最上級グレードのZ レザーパッケージにも標準で付かないもの (メーカーオプション設定) があります。
ここでは、ハリアーで人気のメーカーオプション装備を紹介しましょう。
気分や天候に応じて室内のムードを変えられる調光パノラマルーフ
ガラスルーフの明るさを、スイッチひとつで明るい透過状態と、暗い調光状態に切り替えられる装備です。
新型ハリアーのセールスポイントのひとつにもなっていますが、コストアップにつながる装備なので、さすがにメーカーオプション (Z レザーパッケージとZに設定) となっています。
透過状態しかない従来のガラスルーフに対し、気分や天候に応じて調光状態も選べるのがメリットです。
勿論開閉式の電動シェードも付くので、日差しがきつい時は閉めることもできます。
自信を持って駐車や離合ができるパノラミックビューモニター
ハリアーは車体が大きく、視界も抜群とは言えないため、駐車や狭い路地での離合には気を使います。
そんなハリアーの欠点をカバーする装備が、パノラミックビューモニターです。
車体を上から見下ろしたような映像など、全部で7種類のビューを切り替えられるので、状況に応じて使い分ければ運転や駐車がずっと楽になるでしょう。
バックカメラにはウォッシャー機能が付いているので、雨天時などに汚れてもすぐにクリアな視界が確保できます。
当サイトのおススメグレードはハリアー ハイブリッド Z レザーパッケージ!
ここまでハリアーの人気ベスト3グレードに標準で付く装備や、人気のメーカーオプション装備について解説してきました。
それでもまだ欲しいグレードを決めかねている人のために、当サイトのおススメグレードを紹介しましょう。
それは、人気グレードランキングでは5位だった「ハリアー ハイブリッド Z レザーパッケージ」です!
ハリアーで一番高いこのグレードを選んだ理由を4つ取り上げ、以下で解説します。
加速性能と燃費性能がガソリン車より圧倒的に優れているから
ハイブリッド車をおススメする理由は、ガソリン車よりも加速性能や燃費性能が圧倒的に優れているからです。
最高出力はガソリン車の171馬力に対してハイブリッド車は218馬力。
約27%も強力なので、加速の力強さに大きな差があります。
例えばガソリン車の場合、フル乗車して高速道路で追い越しをかけたり、上り坂に差し掛かった時はもどかしく感じることがありますが、ハイブリッド車なら全く問題ありません。
ハイブリッド車は、どんな状況でもパワフルな加速を披露してくれます。
そして、燃費の良さもハイブリッドのメリットです。
カタログ燃費はガソリン車の15.4km/Lに対しハイブリッド車は22.3km/L。
ハイブリッド車は約45%も燃費が良いので、距離を走れば走るほどガソリン代に大きな差が生じます。
加速も良く燃費も良いなんて、ハイブリッド車はいいことずくめです。
価格はガソリン車より59万円高くなりますが、それだけの価値は十分あるでしょう。
本革シートや快適温熱シート+シートベンチレーションが付くから
折角ハリアーのような高級車に乗るからには、やはりリッチな気分に浸りたいですね。
リッチな気分に浸るには、シートは本革に限ります。
また、快適温熱シートやシートベンチレーションも、高級車にふさわしい快適性を実現する装備として、外すことはできません。
ことに快適温熱シート (=シートヒーター) は、いまや軽自動車でさえ標準装備される車種が増えています。
ハリアーでレザーパッケージ以外のグレードを選んでしまうと、軽自動車にさえ付いている快適装備が付かない、という屈辱的な状況に・・・。
その意味でも、ハリアーを買うからにはレザーパッケージでないとダメです。
Z系グレードでなければ付けられないオプションがあるから
メーカーオプションの調光パノラマルーフとパノラミックビューモニターは、是非とも欲しい装備です。
しかし、このオプションが選べるのはZ レザーパッケージとZだけ。
それ以外のグレードを選んでしまうと、折角の魅力的なオプションが付けられません。
高額な価格に見合った価値があるから
ハイブリッド Z レザーパッケージは、2WD車でも482万円と500万円に迫る価格です。
しかし加速や燃費の良さ、装備の充実ぶりなど、高いお金を払うだけの価値があります。
これ以外のグレードでは何らかの我慢が必要になりますが、ハイブリッド Z レザーパッケージならすべてにおいて満足できるでしょう。
限界まで値引きを引き出すハリアーの値引き交渉術
一回の交渉だけで、ハリアーから限界値引きを引き出す方法です。
短期間でしかも手間なく出来るので、何度もディーラーへ行く時間がない方、交渉事が苦手な方でも出来る方法です。
是非ご参考ください。