今回は、コンパクトで実用的なステーションワゴン として人気の「トヨタ・カローラフィールダー」の人気グレードと装備を評価します。
カローラフィールダーには、大別するとガソリン1.5Lエンジン+モーターを搭載した「ハイブリッド」、ガソリン1.8Lエンジン搭載の「1.8」、ガソリン1.5Lエンジン搭載の「1.5」の3つのシリーズがあり、グレードは全部で10種類がラインナップされています。
この記事の目次
カローラフィールダーの売れ筋人気グレードベスト5を発表!
まず最初に発表するのは、メーカー発表のグレード別販売台数や中古車流通量、ディーラーへの調査など、当サイト独自に出したカローラフィールダーの人気グレードランキングです。
順位 | グレード名 | 価格(万円) | 流通台数 |
---|---|---|---|
1位 | ハイブリッドG | 229.8 | 156台 |
2位 | 1.5X | 174.3 | 150台 |
3位 | 1.5G | 192.2 | 125台 |
4位 | ハイブリッド | 219.5 | 83台 |
5位 | ハイブリッドGエアロツアラー | 237.3 | 61台 |
カローラフィールダーの人気グレードの装備を比較
このランキングから、燃費や環境性能に優れたハイブリッドのグレードが1位になっている一方で、価格面で魅力のあるガソリン1.5Lモデルも人気があることが分かります。
ここでは、発表した上位3グレードそれぞれに標準で付く主な装備について説明します。
ハイブリッドGの主な装備は?
〇ハイブリッドシステムの情報を画面に表示するTFTマルチインフォメーションディスプレイ付2眼メーター
スピードメーターとタコメーターの2眼メーターに加え、平均燃費や走行時間、ハイブリッドシステムの出力や充電状態などをリアルタイムで表示するマルチインフォメーションディスプレイが装備されます。
ドライブに必要なさまざまな情報が確認できる、大変便利な装備です。
〇手触りが良く高級感あふれる本革巻き+高輝度シルバー塗装3本スポークステアリングホイール
ステアリングホイールのリムが、ウレタンよりも手触りが良い上に高級感あふれる本革巻きとなります。
また、スポークの一部にゴージャスな高輝度シルバー塗装が施されています。
〇静かな室内環境を実現する高遮音ガラス
上位3グレードの内、ハイブリッドGのみに静かな室内環境を実現する高遮音ガラスが装備されます。
1.5Gの主な装備は?
○安全運転をサポートするトヨタ・セーフティ・センスC
※ハイブリッドGにも標準装備
レーザーレーダー+単眼カメラによる安全運転支援システムです。
約10km/h~80km/hの車速域で作動する衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)「プリクラッシュセーフティシステム」、車線逸脱による事故を警報により未然に防ぐ「レーンディパーチャーアラート」、ハイビームとロービームを自動で切替え、夜間走行時に歩行者などの早期発見に役立つ「オートマチックハイビーム」の3つの機能から構成されます。
さらに、付帯機能として前の車両の発進をお知らせする「先行車発進告知機能」も装備されます。
〇煩わしいドアミラーの操作を自動で行うオート格納+リバース連動機能付ドアミラー
※ハイブリッドGにも標準装備
イグニッションをオフにすると自動でドアミラーが格納されるほか、後退時に自動でミラーを下向きに変え、白線や障害物などの確認を容易にする機能です。
いちいち手動でミラーの操作をする煩わしさから解放してくれます。
〇アイドリングストップ時にも冷房が効く蓄冷エバポレーター&花粉除去モード付オートエアコン(2WD・CVT車)
冷気をエバポレーターに溜めておくことで、アイドリングストップ機構が働いてエンジンが停止している時でも冷房が効くオートエアコンです。
さらに、花粉を素早く除去する花粉除去モードも備わります。
1.5Xの主な装備は?
〇肌を日差しから守るUVカットガラス
※ハイブリッドG、1.5Gにも標準装備
フロントウィンドウ、サイドウィンドウ、リアウィンドウのすべてのガラスが、紫外線を大幅にカットするUVカットガラスになっています。
肌を日差しから守ってくれる快適装備です。
〇坂道発進をサポートするヒルスタートアシストコントロール
※ハイブリッドG、1.5Gにも標準装備
坂道で一旦停止した後で再発進する場合、ブレーキを一定時間ホールドし、車両がずり下がるのを防ぐ機能です。
いちいちパーキングブレーキをかける必要がないので、坂道で渋滞に巻き込まれた時などは特に重宝します。
〇荷物を積載した時にも安心なマニュアルレベリング機能付プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ
※ハイブリッドG、1.5Gにも標準装備
荷物を積載してリアサスペンションが沈み込んだ場合に、プロジェクター式ハロゲンヘッドランプの照射角度を手動で調整することができます。
カローラフィールダーで人気の装備は?
続いて、上位3グレードには標準装備されないものの中から、特に人気の高い装備を紹介します。
ドアの解錠・施錠やエンジンの始動がワンタッチでできるスマートエントリーシステム
スマートキーをポケットやバッグに忍ばせておくだけで、運転席や助手席、バックドアの解錠と施錠がワンタッチでできる上、エンジンの始動もスイッチを押すだけでOKなので大変便利です。
18S W×Bと1.8Sに標準装備され、ハイブリッドG W×B、ハイブリッドGエアロツアラー、ハイブリッドG、1.5G W×B、1.5Gエアロツアラー(CVT車)、1.5G(CVT車)にメーカーオプションとして設定されます。
寒い日のドライブを快適にする快適温熱シート
スイッチ操作により、運転席と助手席の座面と背もたれを暖めるシートヒーターです。
車内の空気が暖まるまでに時間がかかるエアコン暖房と異なり、短時間で体を直接暖めるため、寒い日のドライブが快適になります。
ハイブリッドG W×B、ハイブリッドGエアロツアラー、ハイブリッドG、ハイブリッドにメーカーオプションとして設定されます。
車両の盗難を防ぐイモビライザーシステム
専用キー以外のキーではエンジンを始動できないシステムで、車両の盗難を防いでくれます。
18S W×Bと1.8Sに標準装備され、ハイブリッドG W×B、ハイブリッドGエアロツアラー、ハイブリッドG、1.5G W×B、1.5Gエアロツアラー(CVT車)、1.5G(CVT車)にメーカーオプション(※スマートエントリーシステムとのセットオプション)として設定されます。
便利なオートレベリング機能やコンライト(ライト自動点灯・消灯システム)が付加されるBi-Beam LEDヘッドランプ
Bi-Beam LEDヘッドランプは、ハロゲンヘッドランプに対し点灯時間の早さや消費電力の少なさなどのメリットがあります。
しかも、荷物を積載してリアサスペンションが沈んだ際に照射範囲を自動で調整してくれるオートレベリング機能や、周囲の明るさに応じ自動でライトの点灯・消灯を行うコンライトが付加されます。
1.8S W×B、1.5G W×B、ハイブリッドG W×Bに標準装備され、それ以外のグレードにメーカーオプションとして設定されます。
当サイトのおススメグレードはハイブリッドG!
これまでにさまざまな装備と、それが標準またはオプションで付くグレードについて説明してきました。
ここで当サイトのおススメグレードをあげますと、ずばり人気グレードランキングで第1位に輝いた「ハイブリッドG」になります。
その理由について説明します。
必要十分な安全装備・快適装備が揃いお買い得だから
ハイブリッドGは、中級グレードながらこれだけは絶対欲しいという装備が揃っているので、お買い得感があります。
これよりも廉価なグレードは、装備の点で物足りなさがあります。
一方、これよりも上級のグレードにはさらに至れりつくせりの装備が付きますが、その分価格が高くなるのでお買い得感は薄れます。
燃費が良いから
ハイブリッドGのJC08モード燃費は、軽乗用車に匹敵する33.8km/Lの低燃費となっています。
1.5G/1.5XのJC08モード燃費は、2WD・CVT車が23.0km/L、同MT車が17.6km/L、4WD車が16.0km/Lなので、比較すると圧倒的な差があります。
車両価格は1.5Gや1.5Xなどよりも張るものの、特に走行距離の多い人なら比較的短期間で元が取れるはずです。
一クラス上の静かな室内環境を実現しているから
「ハイブリッドGの主な装備は?」で取り上げた高遮音ガラスの採用に加え、静粛性の高いハイブリッドシステムとあいまって、ガソリンモデルよりも一クラス上の静かな室内環境を実現しています。
下取り車があるならさらに新車の総額を下げる事が出来ます!
新車購入で気になるのは値引きや総支払額ですが、もし下取り車があるなら、さらに支払額を下げる事が出来ます。
もちろん値引き交渉が苦手でも、簡単にできる方法なので、是非ご参考ください。
ディーラーはウソを付いている!?
新車を買うなら、取り合えずディーラーで査定してもらう人が大半でしょう。管理人も毎回そうです。
しかし、ここで注意したいのは、「ディーラーは下取り金額でウソを付いている」ケースが多い事です。
正確には、本来ある相場よりも低い下取り金額を伝えて来ます。
相場よりも低い金額で買い取れれば、新車とは別に下取り車でも大きな利益を得る事が出来ます。
なので、新車から値引きしても、下取り車の利益で補てん出来てしまうので、ディーラー的には損が無いと言う事になります。
ユーザーにとっては損しかありませんね・・・
ディーラーに騙されないためには?
以前、管理人はBMW1シリーズ(116i)を買い替える時に、ディーラーで査定してもらいました。その時の下取り金額は85万円です。
ただ、ディーラーが本来の相場よりも安めに言ってくる事は知っていたので、比較するために買取店にも査定を申し込みました。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の相場を教えてくれます。
そこで出た金額は、ディーラーよりも20万円も高い金額でした。
次回ディーラーに行った時に、「買取店では105万円と言われましたけど・・」と伝えて見ると、セールスさんは少々慌てて上司に確認を取りに奥へ引っ込みました。
10分ほど経って戻ってくると、「うちもギリギリの線なので103万円+リサイクル預託金でいかがですか?」と言われました。
リサイクル料の戻りも加算すると、約104.2万円になります。
その時の契約書はこちらです。
もし最初の85万円で契約していたら、19万円もの損をする所でした・・・
この時した事は、買取店の査定サイトで表示された概算相場をディーラーに伝えただけです。
これだけで19万円もアップしたので、やっぱりディーラーは下取り金額を安く見積もって来たんだな、と思いましたね。
ディーラーの査定より高ければ買取店へ売る選択も
ディーラーで契約の時に、「BMは買取店へ売る事になるかもしれないので、その時は下取りに入れない事を承知してもらえますか?」と伝えたら、あっさりOKしてくれました。
これで納車直前に、査定サイトで申し込んだ買取店に査定してもらい、ディーラーより高ければ買取店へ売る事が出来ます。
もしディーラーの方が高ければ、そのままディーラーへ下取りに入れる事でセールスさんからOKをもらってます。この方法は、納車直前まで自分の車に乗っていられるのでおすすめです。
そして納車前に実際に2店の買取店に査定してもらいました。
1店目は、ディーラーの104.2万円に対して107万円。
そして2店目には、「1店目で110万円、120万なら即決」と少し盛って伝えると、「120は相場を超えちゃってるので無理ですが・・・110ですか~・・・116万円ではいかがでしょう?」と、ディーラーよりさらに11.8万円のアップに成功です!
その時の契約書です。
一番最初の査定金額は、ディーラーの85万円だったので、実に31万円の上乗せに成功しました。
ディーラーだけでなく買取店の査定を検討して、本当に良かったと思いましたね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分足らずの入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算相場が表示されるので、管理人のようにディーラーの下取り金額と比較したい方、すぐに愛車の相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
限界まで値引きを引き出すカローラフィールダーの値引き交渉術
一回の交渉だけで、カローラフィールダーから限界値引きを引き出す方法です。
短期間でしかも手間なく出来るので、何度もディーラーへ行く時間がない方、交渉事が苦手な方でも出来る方法です。
是非ご参考ください。