マツダ2を試乗してどのような評価になったのか?レポートしています。
この記事の目次
マツダ2へ試乗の前にエクステリアデザインをチェック
※マツダ2 出典mazda.co.jp
マツダ2は、2014年度グッドデザイン賞の「グッドデザイン金賞」を受賞しました。グッドデザイン賞を受賞した1,258件の中から、特に優れたデザインに贈られる賞です。
そんなマツダ2のフロントマスクは、最近のマツダ車の特徴であるデザインがよく表れています。
大きな多角形のフロントグリルと、ヘッドランプユニット内シグネチャーLEDランプがヘッドランプの下から後ろ側へ流れるデザインが一目でマツダだ、と分かります。
前側のフェンダーに盛り上がり感があり、ライバルとなるホンダフィットとは明らかに異なるスポーティさがあります。
※マツダ2 出典mazda.co.jp
リアのデザインは賛否両論あるようです。
最近のマツダ車にある統一されたデザインで特徴がある、という意見もあれば、リヤランプ類が上側にあってどっしり感がなく安っぽく見える、などなどです。
サイドのデザインは、後ろ側のサイドウインドウの下側を上方へ向けています。
フィットに比べると、マツダ2は上側へ向ける角度が大きく、デザインはカッコよく見えるのですが、車内から特に斜め後方の視界が良くありません。
バックカメラで後方をモニターに映して見ることも可能ではありますが、車をバックさせる時に目で後方が直接よく見えると、「マツダのデザインはちゃんと考えているな」とデザインに関しては、さらに満足感が増すと思います。後方視界は良くありませんが・・・
この点は、フィットの方が後方が見やすく、居住性や使い勝手の良さも加わって満足感が得られます。
ディーゼル車には、ソウルレッドプレミアムメタリック塗装を施したフロントグリルガーニッシュが装着され、フロントマスクのワンポイントになっています。
マツダ2の走りは?走行性能をチェック
※マツダ2 出典mazda.co.jp
マツダ2は、2015年12月に初の商品改良が行われました。
全モデル共通として、電動パワーステアリングが改良され、ハンドルの切り始めが軽くなりました。
特に、交差点を曲がるときなど重さをほとんど感じずに、ハンドルを切り始められるようになりました。また、直進走行時はさらに安定性が良くなりました。
マツダ2 ガソリン車の走行性能
停止状態から加速していくと、加速力は鈍くて物足りないと感じてしまいます。
市街地での信号待ちからの加速や高速道での追い越しでは、アクセルを踏み込んだ分の加速するイメージと実際の加速力にギャップがあります。
遅れて加速していきますし、4,000rpmくらいまでは加速力が今一つという印象です。ただ市街地では4,000rpmまで回す方はあまりいないと思いますし、4,000rpmまで回すと燃費の悪化の方が気になってしまいますね。
上り坂が続くワインディングロードでは、アクセルを床まで踏み続けることが多くなり、MT車ではシフトダウンしないとすぐに速度が落ちてくる場合もあります。
AT車には、「SPORT」というモード切り換えがありますが、加速が良くなるわけではありません。
「SPORT」モードに切り換えると、エンジンが2,000rpmを超えて走行するだけで、加速力が増すことにはならないのです。いつも2,000rpmを越えた状態なので、アクセルを踏んだ時の出だしは良くなります。
他社の同様なモードでは、通常はモード切り換え前と同じなので、アクセルを踏み込んだ時だけ高回転数まで同じギヤで加速を続け、この方が自然な走行性を感じられます。
マツダ2 ディーゼル車の走行性能
アイドリング時は、車の外にいればディーゼルらしいカタカタ音が聞こえてきますが、車内では多少聞こえるものの、ガソリン車と同じような静けさです。走行中もあまり気になりません。
発進時や低速走行中からの加速走行性は、アクセルを踏んだ時の加速するイメージと実際の加速力が合っていて、特に不満はありません。
これは、「DE精密過給制御」することで、軽負荷時のエンジン応答が良くなったためでしょう。
バイパス道などで中速から加速する時は、アクセルを踏むと同時に加速し始めます。ディーゼルとは思えないくらいにすぐに反応して、力強く加速してくれます。
この加速感は、ディーゼルの音を忘れてしまうほど気持ち良く思えてきます。また、加速中にステアリングシフトスイッチを操作すると、シフトアップする毎にこの加速感を感じることができます。
この加速感は、上り坂でも同じです。 ガソリン車との動力性能の差は、はっきりと体感できるほど異なっています。
マツダ2 「15MB」の走行性能
※マツダ2 出典mazda.co.jp
マツダ2のグレードの一つに「15MB」があります。
この「15MB」は、ジムカーナやラリーなどのモータースポーツ向けとして設定されましたが、一般的に乗るモデルとしても走って楽しい車です。
モータースポーツ向けと言うと特殊な設定を行っているイメージがありますが、必要な装備は揃っていますし価格も抑えられたモデルです。
ガソリン1.3Lは、最高出力68kw/6,000rpm、最大トルク121N・m/4,000rpmとなっています。
一方、「15MB」に搭載されている1.5Lは、85kW/6,000rpm、148N・m/4000rpmです。
燃料が無鉛プレミアム仕様ですが、1.3Lと違ってアクセルを踏むとストレスなく加速していきます。市街地や高速道でも軽快に走り扱いやすくなっています。
乗り心地もモータースポーツ向けとはいえ硬くなく、1.3Lモデルと同じです。
マツダ2の試乗レポート まとめ
ディーゼル車のポテンシャル
2016年に鈴鹿サーキットで行われたスーパー耐久第3戦では、ST-5クラスでマツダ2のディーゼル車が優勝しました。ディーゼル車での勝利は、初の快挙とのことです。
マツダ2は、ディーゼルのメリットである低燃費を生かし、1レース2ストップ制として順位を上げていきました。3ストップ制で走行していたライバルのホンダフィットを抜き、トップでゴールしたのです。
レース界でも、ディーゼルの加速性と低燃費が優勝へ貢献しました。
マツダ2の走る楽しさを実感
1.3Lのガソリン車は力不足を感じますが、燃費は比較的良いのが特徴です。また、モータースポーツ向けとはいえ、市街地でも高速道でも非常に扱いやすい「15MB」も魅力的です。
走行時は足回りが硬くスムーズではない点は残念ですが、ガソリン車もディーゼル車もコンパクト車では珍しい6ATを搭載しており、走行性を高めています。
またディーゼル車の場合は加速性が高く、想定以上の静かさで運転が楽しくなるので、長時間のドライブも疲れにくい一台です。
下取り車があるならさらに新車の総額を下げる事が出来ます!
新車購入で気になるのは値引きや総支払額ですが、もし下取り車があるなら、さらに支払額を下げる事が出来ます。
もちろん値引き交渉が苦手でも、簡単にできる方法なので、是非ご参考ください。
ディーラーはウソを付いている!?
新車を買うなら、取り合えずディーラーで査定してもらう人が大半でしょう。管理人も毎回そうです。
しかし、ここで注意したいのは、「ディーラーは下取り金額でウソを付いている」ケースが多い事です。
正確には、本来ある相場よりも低い下取り金額を伝えて来ます。
相場よりも低い金額で買い取れれば、新車とは別に下取り車でも大きな利益を得る事が出来ます。
なので、新車から値引きしても、下取り車の利益で補てん出来てしまうので、ディーラー的には損が無いと言う事になります。
ユーザーにとっては損しかありませんね・・・
ディーラーに騙されないためには?
以前、管理人はBMW1シリーズ(116i)を買い替える時に、ディーラーで査定してもらいました。その時の下取り金額は85万円です。
ただ、ディーラーが本来の相場よりも安めに言ってくる事は知っていたので、比較するために買取店にも査定を申し込みました。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の相場を教えてくれます。
そこで出た金額は、ディーラーよりも20万円も高い金額でした。
次回ディーラーに行った時に、「買取店では105万円と言われましたけど・・」と伝えて見ると、セールスさんは少々慌てて上司に確認を取りに奥へ引っ込みました。
10分ほど経って戻ってくると、「うちもギリギリの線なので103万円+リサイクル預託金でいかがですか?」と言われました。
リサイクル料の戻りも加算すると、約104.2万円になります。
その時の契約書はこちらです。
もし最初の85万円で契約していたら、19万円もの損をする所でした・・・
この時した事は、買取店の査定サイトで表示された概算相場をディーラーに伝えただけです。
これだけで19万円もアップしたので、やっぱりディーラーは下取り金額を安く見積もって来たんだな、と思いましたね。
ディーラーの査定より高ければ買取店へ売る選択も
ディーラーで契約の時に、「BMは買取店へ売る事になるかもしれないので、その時は下取りに入れない事を承知してもらえますか?」と伝えたら、あっさりOKしてくれました。
これで納車直前に、査定サイトで申し込んだ買取店に査定してもらい、ディーラーより高ければ買取店へ売る事が出来ます。
もしディーラーの方が高ければ、そのままディーラーへ下取りに入れる事でセールスさんからOKをもらってます。この方法は、納車直前まで自分の車に乗っていられるのでおすすめです。
そして納車前に実際に2店の買取店に査定してもらいました。
1店目は、ディーラーの104.2万円に対して107万円。
そして2店目には、「1店目で110万円、120万なら即決」と少し盛って伝えると、「120は相場を超えちゃってるので無理ですが・・・110ですか~・・・116万円ではいかがでしょう?」と、ディーラーよりさらに11.8万円のアップに成功です!
その時の契約書です。
一番最初の査定金額は、ディーラーの85万円だったので、実に31万円の上乗せに成功しました。
ディーラーだけでなく買取店の査定を検討して、本当に良かったと思いましたね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分足らずの入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算相場が表示されるので、管理人のようにディーラーの下取り金額と比較したい方、すぐに愛車の相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
限界まで値引きを引き出すマツダ2の値引き交渉術
一回の交渉だけで、マツダ2から限界値引きを引き出す方法です。
短期間でしかも手間なく出来るので、何度もディーラーへ行く時間がない方、交渉事が苦手な方でも出来る方法です。
是非ご参考ください。