国産車に対し、何となく欧州車よりも内外装デザインがあか抜けない、というイメージを抱いている人も多いかもしれないね。
だけど、ヘタな欧州車顔負けのデザイン・センスを持つ国産車もあるんだ。
ここでは、特に内外装デザインがお洒落な国産を5台選んで紹介するから、是非とも参考にしてみてね!
この記事の目次
ホンダ・N-BOX スラッシュ
ホンダの軽ハイトワゴン「N-BOX スラッシュ」は、本家の「N-BOX」の影に隠れて地味な存在となっています。
しかし、こと内外装デザインのお洒落さという点では遥かに勝るので、見過ごせない存在です。
エクステリア面での最大の特徴は、先代N-BOXをベースとしながら、アメリカの定番カスタマイズである「チョップトップ」風のデザインを採用している点にあります。
単にピラーを切り詰めて車高を下げただけでなく、リアに向かって下降するルーフやキックアップしたベルトライン、ピラーマウントされた後席用ドアノブの採用により、クーペ風に見えるのがミソです。
パッケージング重視のN-BOXと比べるとずっとスタイリッシュですが、「2トーンカラースタイル」を選択すると、更にお洒落な雰囲気になります。
また、プライベート空間を追及したというインテリアも、エクステリアに負けず劣らず魅惑的です。
内装色は全8種類の多彩なバリエーションを誇りますが、中でも大胆にレッドを取り入れた「ダイナー スタイル」や、ブルーとベージュの2トーンを採用した「グライド スタイル」などは大変お洒落で魅力があります。
ボディカラーとの整合性も取れているので、トータルでひとつの世界観を表現しているといえるでしょう。
N-BOX スラッシュの内外装デザインはオンリー・ワンの魅力に溢れているので、もっと注目してもよいモデルではないでしょうか。
N-BOX スラッシュってN-BOXに比べてあまり目立ってないみたいだけど、十分目立つ素質のある車だわ!
だって見た目も個性的だし、室内の色だって8種類から選べるんですもの。赤の室内にしたら、お洋服は赤のドレスで決まりね!
ダイハツ・ムーヴ キャンバス
ダイハツの軽ハイトワゴン「ムーヴ キャンバス」は、「ムーヴ」をベースとしながらも、それとは全く異なるお洒落な内外装デザインを持ち味にしています。
エクステリアは、丸みを帯びたフォルムやファニーなフロントマスクなど、愛嬌たっぷりのデザインテイストが特徴です。
2トーンカラーを選べば、どこか往年の「フォルクスワーゲン・タイプⅡ」を彷彿とさせる、ちょっとレトロな雰囲気が漂います。
一方、インテリアは5種類のカラーが用意されていますが、いずれもアットホームなムードです。
特に最上級グレード「メイクアップリミテッド」は、ベージュを基調としつつミントやピンク、モカのカラーがあしらわれているので、大変お洒落になっています。
N-BOX スラッシュの内外装がクール系だとすれば、こちらは癒し系といえるでしょう。
もしムーヴやタントのデザインに物足りなさを感じているなら、ムーヴキャンバスに注目です。
ムーヴキャンバスってかわいいから、女の子にも人気がありそう。お部屋の中の色は5種類から選べるんだねぇ。薄いピンクとか水色にしたらかわいいし、なんだか癒されそうだな~♥
スズキ・イグニス
スズキにはコストダウンが得意なメーカーというイメージが強くありますが、実はお洒落な車作りにも長けています。
コンパクトなクロスオーバーモデル「イグニス」も、洒脱なテイストが散りばめられた1台です。
エクステリアは、張り出したフェンダーによりSUV的な逞しさを演出しながらも、決して無骨なイメージにはなっていません。
それは、往年の軽スペシャリティカー「フロンテクーペ」や初代「セルボ」をモチーフとしたフロントマスクやCピラーが採用されているからです。
こうした、シニア世代には懐かしく、当時を知らない若者には新鮮に見えるディテールは、イグニスを大変魅力的に見せています。
一方、インテリアは特定のデザインモチーフこそ採用されていないものの、ユニークな形状のエアコン操作パネルなど、シンプルなデザインの中にさりげなく遊び心が取り入れられている点が特徴です。
こ洒落たコンパクトカーが欲しいと思っているなら、イグニスに注目すると良いでしょう。
イグニスは昔の車をお手本にして、いい所を採り入れてるから魅力的に見えるんだね!室内はゴチャゴチャしてなくて、すっきりとした感じが清潔感があっていいね♪
トヨタ・ポルテ
トヨタのコンパクト・ミニバン「ポルテ」は、実用性を重視しながらも魅力的な内外装デザインを兼ね備えた1台です。
エクステリア面の最大の特徴は、運転席側に2枚のスイングドア、助手席側に1枚のスライドドアが備わる、左右非対称のデザインを採用している点にあります。
背の高いコロンとしたフォルムや愛嬌あるフロントマスクと相まって、どこかユーモラスです。
特に注目したいのは特別仕様車「Fラフィネ」で、2トーンカラーの採用により大変お洒落に仕立てられています。
所帯じみた雰囲気がないので、若い人が乗っても似合うでしょう。
一方、インテリアもユニークで、インパネのデザインは機能性を重視しながらもポップなデザインでまとめられています。
質感は決して高いとはいえませんが、乗り込んだ瞬間にわくわくするような雰囲気です。
他のコンパクトカーと比べて欲しいのですが、ポルテのシートクッションはたっぷりとした厚みが取ってあり、座り心地が良いのも隠れた魅力となっています。
ポルテは発売からかなりの年数が経過し、その間に発売されたルーミー・タンクと言った同じトヨタ車に販売面で後れを取っていますが、改めてお洒落な内外装デザインを見直したくなる1台といえます。
ポルテは右と左のドアの形が違うんだね。横にスーッと開くドアは乗り降りが楽にできるのかなぁ。椅子はすごい座り心地がいいみたいだから長いドライブでも疲れにくいと思うよ~。
光岡・ビュート
大手メーカーのモデルをベースに、クラシカルな雰囲気の車を製造することで知られる光岡自動車ですが、そのラインナップの中でも特にお洒落な1台が「ビュート」です。
「日産・マーチ」をベースとしながらも、巧みなモディファイにより往年の名車「ジャガー・Mk2」を彷彿とさせるスタイリングに仕上げられています。
よく見るとグリーンハウスはマーチそのものであることが分かりますが、よほど車に詳しい人でない限り、「お洒落なクラシックカー」に見えるに違いありません。
ボディカラーも多彩で、ビュートが一層お洒落に見える色も数多く用意されています。
一方インテリアは、こちらもマーチをベースとしつつ、オリジナルデザインのインパネの採用などにより上質感を醸す点が特徴です。
また、7色のカラーが選べるため、実用本位のマーチよりもずっと洒落た雰囲気になっています。
クラシックカーはお洒落で魅力的だけれど、維持の手間やコストを考えると手が出ないと考えている方には、ビュートは打ってつけの車といえるでしょう。
ビュートは日産のマーチっていう車を基にして作られてるのね!光岡さん、なかなかやってくれるわね。ボディとインテリアの色が選べるのはなんだか楽しそうだわ♪
外も中もピンクのかわいいビュートを選んで、じいやにプレゼントして差し上げようかしら。
欧州車に負けてない!内外装デザインがお洒落な国産車おすすめ5選まとめ
紹介した5台は、決して見た目だけの車ではなく基本性能もしっかりしているから、安心して足替わりに使えるよ。
また、ここで紹介した以外では、「日産・キューブ」「スズキ・ラパン」「ダイハツ・コペン セロ」なども内外装デザインが洒落ているので、国産車も捨てたものではないね!
お洒落な車が欲しいと思っているなら、輸入車も勿論良いけど、まずは身近な国産車に目を向けてみては?!