マツダ2の4WDシステム 「i-ACTIV AWD」
マツダ2の4WDは、オンデマンド式の4WDです。
通常は後輪のみを駆動させ、4WDが必要な時にドライバーが前輪にも駆動させるパートタイム式とは異なります。
さらにオンデマンド式と言っても、路面状況によって4WDが必要と車が判断した時に、必要な分のトルクを前後輪に配分する方式は各社でも採用されていますが、マツダ2の「i-ACTIV AWD」はもう一歩踏み込んだ方式となっています。
車が滑ることを感知してから4WDへと変わるのではなく、滑る前にトルクを制御しています。
マツダ2の先読みするアクティブオンデマンド4WD
「i-ACTIV AWD」は、外気温・前後輪スリップ比・車体傾斜など27種類の情報を検知して路面状況を先読みし、前後輪のトルクを変える特徴を持っています。
前後輪のトルクは、100:0から50:50まで電子制御しています。
この記事の目次
マツダ2 4WD車の価格は?
4WD車は、FF車と比べると約20万円高い設定となっています。
たとえば、15S Touring 4WDで約193.8万円、XD Touring 4WDで約221.9万円となっており、コンパクト車の価格としては高めです。
4WD車は、いずれのグレードにもヒーテッドドアミラーが標準で装備されます。
マツダ2 4WD車の実燃費は?
カタログ値では、4WDの方がFF車よりも15%程度悪くなります。
実燃費に関するホームページや口コミなどのネット情報でも、おおよそ10~15%悪く、ディーゼル4WD車の平均でおよそ18km/Lです。
ガソリン車・ディーゼル車ともに、車両重量がFF車より約90㎏重くなります。
ですので、エンジンの力不足を感じてアクセルを深く踏み込みやすく、駆動系の抵抗も合わさって燃費が悪くなる傾向にあります。
トランスミッションがCVTではなく、6速ATであることも一つの要因なのかもしれません。
ただし、エコカー減税にはなっているので、燃費が特に悪いと言うことではありません。
マツダ2 4WD車の雪道走行性能は?
※マツダ2 出典mazda.co.jp
マツダ2 4WDの発進性
上り坂で発進する時に、FF車では慎重にアクセルを踏まないと前へ進むことができず、横方向に滑ってしまう場合があります。
マツダ2の4WD車は、特に気を使うことなく発進できます。路面状況などが様々なので一様には言えませんが、4WDの効果ははっきりと表れています。
従来の一般的に用いられているオンデマンド式4WDは、タイヤが滑った直後に全てのタイヤへ駆動させることが多いですが、マツダ2の4WDは路面状況を先読みしてタイヤが動く前に滑り防止が働いているので、タイヤが空転せず横滑りも起こりません。
さらに厳しい条件として、凍結した上り坂でステアリングを回しきった状態で発進する場合があります。
FF車では、タイヤがまっすぐの時でさえ発進できないので、なおさら無理です。
4WDでも、パートタイムやフルタイム4WD車でセンターデフをロックすれば発進できる場合がありますが、タイトコーナーブレーキング現象によって、タイヤがロックされたようになって発進できないでしょう。
一方でデミオの4WDは、ハンドルの向きや傾斜などを動き出す前に検出して前後輪へのトルクを調整します。
このような場合は、後輪へもトルクを適度に加えられる状態で発進を待っています。
発進し始めると、路面や車の状態を検出しながら前後輪へのトルク配分を都度変更させ、滑ることなくスムーズに発進できるのです。
マツダ2 4WDの走行性
市街地や郊外の一般道・高速道はもちろん、ワインディングのような路面やスピードが常に変化する場合でも、4WDは滑りをほとんど感じることなく走っていきます。
雪道では、特に下り坂は気を使います。このような状況でも先読みして、前輪にかかりやすいトルクを後輪にも適切なトルクを配分して安定性を高めています。
また、下り坂でアクセルをオフにしたときでも、スピードや加減速度などを検出してエンジンブレーキがかかっていると認識して、後輪へトルクを適度に伝えます。
ですので、様々な道路状況に加え、ドライバーのアクセルON-OFFの状況によっても前後輪へのトルク配分を適切に行なっています。
ただ、4WDも万能ではありませんので、ドライバーの慎重な運転は基本です。
マツダ2 4WD車のまとめ
マツダ2 4WDのガソリン車では
ガソリン車では、FF車に比べて4WDは約90kgも重くなるため、力不足感を感じてしまいます。
恐らく、FF車と4WD車を同時に乗り比べなくても感じるでしょう。
降雪が多い地域で、生活の足として使うのであれば普通に乗れると思います。
ただし、雪のない時期も運転するので、4WDはFFよりも車重が重いので、その際の軽快さは乏しく、物足りないと感じるかもしれません。
マツダ2 4WDのディーゼル車では
ディーゼルエンジン+4WD+6速ATという組み合わせは、非常に珍しくコンパクト車では特異的な車です。
車重が重くなるので、加速感などは低くなる傾向にあります。しかし、ディーゼルターボによる太いトルクは健在です。この太いトルクは、走行時はもちろん、発進時にもより安定した運転に向いています。
また、燃費が良いこと、軽油なので燃料代が安いこともあり、トータルで見れば4WD車はガソリンよりディーゼル車の方が乗りやすいと言えるでしょう。
下取り車があるならさらに新車の総額を下げる事が出来ます!
新車購入で気になるのは値引きや総支払額ですが、もし下取り車があるなら、さらに支払額を下げる事が出来ます。
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ディーラーはウソを付いている!?
新車を買うなら、取り合えずディーラーで査定してもらう人が大半でしょう。管理人も毎回そうです。
しかし、ここで注意したいのは、「ディーラーは下取り金額でウソを付いている」ケースが多い事です。
正確には、本来ある相場よりも低い下取り金額を伝えて来ます。
相場よりも低い金額で買い取れれば、新車とは別に下取り車でも大きな利益を得る事が出来ます。
なので、新車から値引きしても、下取り車の利益で補てん出来てしまうので、ディーラー的には損が無いと言う事になります。
ユーザーにとっては損しかありませんね・・・
ディーラーに騙されないためには?
以前、管理人はBMW1シリーズ(116i)を買い替える時に、ディーラーで査定してもらいました。その時の下取り金額は85万円です。
ただ、ディーラーが本来の相場よりも安めに言ってくる事は知っていたので、比較するために買取店にも査定を申し込みました。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の相場を教えてくれます。
そこで出た金額は、ディーラーよりも20万円も高い金額でした。
次回ディーラーに行った時に、「買取店では105万円と言われましたけど・・」と伝えて見ると、セールスさんは少々慌てて上司に確認を取りに奥へ引っ込みました。
10分ほど経って戻ってくると、「うちもギリギリの線なので103万円+リサイクル預託金でいかがですか?」と言われました。
リサイクル料の戻りも加算すると、約104.2万円になります。
その時の契約書はこちらです。
もし最初の85万円で契約していたら、19万円もの損をする所でした・・・
この時した事は、買取店の査定サイトで表示された概算相場をディーラーに伝えただけです。
これだけで19万円もアップしたので、やっぱりディーラーは下取り金額を安く見積もって来たんだな、と思いましたね。
ディーラーの査定より高ければ買取店へ売る選択も
ディーラーで契約の時に、「BMは買取店へ売る事になるかもしれないので、その時は下取りに入れない事を承知してもらえますか?」と伝えたら、あっさりOKしてくれました。
これで納車直前に、査定サイトで申し込んだ買取店に査定してもらい、ディーラーより高ければ買取店へ売る事が出来ます。
もしディーラーの方が高ければ、そのままディーラーへ下取りに入れる事でセールスさんからOKをもらってます。この方法は、納車直前まで自分の車に乗っていられるのでおすすめです。
そして納車前に実際に2店の買取店に査定してもらいました。
1店目は、ディーラーの104.2万円に対して107万円。
そして2店目には、「1店目で110万円、120万なら即決」と少し盛って伝えると、「120は相場を超えちゃってるので無理ですが・・・110ですか~・・・116万円ではいかがでしょう?」と、ディーラーよりさらに11.8万円のアップに成功です!
その時の契約書です。
一番最初の査定金額は、ディーラーの85万円だったので、実に31万円の上乗せに成功しました。
ディーラーだけでなく買取店の査定を検討して、本当に良かったと思いましたね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分足らずの入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算相場が表示されるので、管理人のようにディーラーの下取り金額と比較したい方、すぐに愛車の相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
限界まで値引きを引き出すマツダ2の値引き交渉術
一回の交渉だけで、マツダ2から限界値引きを引き出す方法です。
短期間でしかも手間なく出来るので、何度もディーラーへ行く時間がない方、交渉事が苦手な方でも出来る方法です。
是非ご参考ください。