これは文字通り、インプレッサを一回の交渉だけで大幅値引きを引き出し、インプレッサを安く買おうと言う作戦です。
成功させるためには、事前の情報収集が重要です。
インプレッサの購入グレード、購入するオプションの選択、インプレッサの値引き額、下取り車があれば下取り車の相場チェック、などを調べてからインプレッサの希望支払額を決めます。
このページ内で現在の実情に合った、インプレッサの限界値引き額を正確に算出できます。
その限界値引き額を差し引いた金額で買えれば、割安にお得にインプレッサを買えたことになります。
この記事の目次
インプレッサの限界値引き金額をシミュレーション
インプレッサの車両本体価格からの値引きの他に、ディーラーオプションからも値引きが可能です。オプション品によって割引率は異なりますが、30~40%ほどの値引きは可能です。
さらに利益率の高い、ディーラーのボディコーティングやメンテナンスパック、冬用タイヤ、錆止め加工、ディーラーオプションナビ、などを付けると、ラパンの値引きの総額は大きくなりやすいです。
以下を参考にインプレッサの限界値引き額を算出しましょう。
インプレッサ車両本体からの目標値引き額(2024年9月現在) | |
---|---|
19万円 | |
Dオプション金額 | ディーラーオプションからの目標値引き額 |
10万円 | 3~4万円 |
20万円 | 6~8万円 |
30万円 | 9~12万円 |
40万円 | 12~16万円 |
50万円 | 15~20万円 |
瞬間的に値引きが多くなる時期 | |
1月後半~3月末 (年度末決算セール) |
上記+5万円前後 |
6月~7月末 (夏のボーナス商戦) |
上記+2万円前後 |
8月中旬~9月末 (中間決算セール) |
上記+4万円前後 |
11月~12月末 (秋・年末商戦) |
上記+2万円前後 |
インプレッサの車両本体からの値引きに加えて、ディーラーオプションからの値引きをプラスすれば、インプレッサの限界値引き額が見えてきます。
さらにタイミングによっては、さらに値引きの上乗せが可能な時期があります。
必ずプラスされる訳ではありませんが、上記の「瞬間的に値引きが多くなる時期」に商談するなら、上記の値引き金額相当がプラスされるケースが多くなります。
インプレッサの値引き金額は一律で決まっている訳ではないので、営業マンによっても、ディーラーによっても、地域やタイミングによっても値引き額は変動します。
なので、上記のように値引き金額に幅を持たせています。
上記の範囲内なら、インプレッサの限界値引きと言っても良い金額なので、全ての要素を取り入れたMAXの限界値引き金額と、契約の落とし所として少し控えた限界値引き金額も算出しておきましょう。
※MAX値引き例(決算期や利益率が高いディーラーオプションを付けた場合)
値引き種別 | 値引き金額 |
---|---|
車両本体から | 19万円 |
ディーラーオプション40万円から(40%) | 16万円 |
9月の中間決算期 | 5万円 |
インプレッサの限界値引き額 | 40万円 |
※控えめな値引き例
値引き種別 | 値引き金額 |
---|---|
車両本体から | 19万円 |
ディーラーオプション40万円から(30%) | 12万円 |
9月の中間決算期 | 3万円 |
インプレッサの限界値引き額 | 34万円 |
以上はあくまで一例なので、その時の状況に応じて、臨機応変に設定しましょう。
スバルの車は車両からの値引きが少ない分、オプションの値引きが多くなるんだね
フロアマットを社外品にするだけで値引き効果大!
インプレッサのフロアマットを純正オプションではなく社外品で揃えることで、差額分の値引き効果が簡単に得られます。
フロアマット | 価格 | 差額 |
---|---|---|
純正品 | 30,780円(工賃込み) | |
社外品 |
10,980円(送料無料) | -約1.9万円 |
フロアマットを社外品にするだけで、 1.9万円以上の値引き効果となりました!
フロアマットは社外品でも純正品に劣らない品質のものが多いので、特に純正にこだわりがなければ社外品という選択肢もアリでしょう。
私は赤が好きだから、社外品の赤い色のマットにしようかな。純正より安いしお得だね!
下取り車の相場チェック
下取り車があれば、ディーラーへ行く前に現在の価格相場を調べておけば、下取り込みの予算組みができますし、ディーラーの査定が高いか安いかの判断が付きます。
ネット上で下取り車の概算相場が分かる
インプレッサの諸費用は?
インプレッサの諸費用です。
車両本体価格とオプションの金額に、諸費用をプラスして、インプレッサの値引き前の総支払額を出しておきましょう。
・自動車税(種別割) 33,000円
・自動車税(環境性能割) 68,700円
・自動車重量税 36,900円
・自賠責保険料 24,190円
・リサイクル料金 11,130円
・登録他諸費用 42,590円
カットできるインプレッサの諸費用
納車費用(5,000~15,000円くらい)
納車費用とは、ユーザーが納車を希望する任意の場所(自宅や職場など)にセールスマンがインプレッサを届けてくれる費用です。
もちろん、ディーラーに取りに行けば掛からない費用なので「取りに行くのでカットしてください」と言えば、浮かせられる費用です。
ディーラーによっては最寄りの駅まで迎えに来てくれるから、下取り車が無くてもディーラーで納車できるね
車庫証明取得手続き代行費用(5,000~20,000円くらい)
車庫証明とは、新車を登録する際に必要な書類で、ディーラーに頼むと代行費用が掛かりますが、これも自分で取得すれば、掛からない費用です。
車庫証明取得の手続きはそんなに難しくありませんが、平日の日中に警察署へ2回行く必要があり、期間も3~7日ほどかかるため、忙しくて行けない方にはちょっと大変かも知れません。
ここで裏技として、交渉の段階では「車庫証明は自分でやる」と代行費用をカットしてもらい、契約直前に「忙しくて取りに行けないので、やっぱりお願いできますか?」などと切り出すと、実費(普通車で2600円ほど)だけでセールスマンがサービスで取ってくれる場合もあります。
ただ、ディーラーによってはオンラインでまとめて手続きできる「OSS申請代行費用」として、登録費用とまとめて請求されるケースがあります。
OSS申請だと個別で車庫証明を取れないので、残念ながら車庫証明費用だけをカットする事が出来ません。
任意保険も値引きの交渉材料に!
任意保険の契約もセールスマンの成績やディーラーの売上につながるので、ディーラーでの加入を条件に、更なる値引きの上乗せを狙えます。
例えば「本当は懇意にしている代理店で加入する予定だったけど、今回はこちらで加入するから、値引きを勉強してもらいたい」と持ちかければ、セールスマンも自分たちのメリット相応に値引きをプラスしてくれる可能性が出てきます。
また、ディーラーで保険に加入すれば、何かあった時にディーラーが窓口なので、修理のための入庫や代車の手配等がスムーズに進むと言うメリットもあります。
わたし、値引きには興味ないけど何かあった時に手間が掛からないならディーラーで保険に入ってもいいんじゃない?ねぇ?じいや。
任意保険の見直しで保険料を節約
ディーラーで保険に加入する代わりに、値引きを要求するのもありですが、外資系の保険会社に比べて保険料が割高になるのは否めません。
そこで年間・又は月々の保険料が安い方が良いのなら、複数の保険会社を比較して、最も安い自動車保険を選ぶといいでしょう。
保険スクエアbang!なら、大手保険会社や外資系の会社を含めた複数の保険会社の見積もりを無料で依頼する事が出来ます。
見積もり結果はメールや郵送で送られて来ます。勧誘電話は一切ないので、じっくり保険料を比較して検討する事が出来ます。
管理人も年払いで2万円以上安くなりました!
実践!インプレッサの一発値引き交渉術!
上記でインプレッサの限界値引き額を出したら、定価の総支払額から差し引いて、理想の購入金額を出しましょう。
購入グレードの本体価格+メーカー・ディーラーオプション金額+諸費用=定価の総支払額
定価の総支払額-インプレッサの限界値引き額=理想の購入金額
理想の購入金額をスバルディーラーへぶつけて、インプレッサの値引きを引き出します。
ディーラーでインプレッサ一発値引き交渉をスタート!
インプレッサの理想の購入金額を算出したら、スバルディーラーに行って一発値引き交渉を仕掛けます。
一発値引き交渉を成功させるには、スバルのセールスさんが「上司に掛け合って値引き決済を取る」とやる気になってもらう事です。
そのためには、
- 「希望の値引き条件が出れば即決する」
- 「ライバル車を契約しに行く途中に寄ったので、条件が出なければそのままライバル車を買いに行く」
と言う事を伝えます。
スバルのディーラーに行って商談がスタートしたら、以下のように伝えてみましょう。
「実はカローラスポーツを先週から検討していて、予算の○○万円に収まったので、これから契約に行くつもりでした。ただインプレッサも気になっていたので、後で後悔しないように見に寄ってみました。正直、車自体はインプレッサの方が良かったので、予算に合わせてくれたらインプレッサに即決します。ダメならトヨタへ行きます」
こうする事で、
- 予算内に収まる値引き条件さえ出せばすぐに契約が取れる
- ライバル社に行こうとしていたお客を自社に取り込める
と言う二つのメリットをセールスマンやディーラーに渡す事が出来ます。
こうなれば、セールスさんも「値引きを出さないと他社に取られてしまいます」と値引き決済をする上司を説得しやすくなります。
もし、一発値引き交渉に失敗したら、落としどころの条件まで再交渉してもいいですし、越境して隣県の経営違いのスバルディーラーで、再度一発値引き交渉をする事も出来ます。
別経営のスバルディーラーの探し方・見分け方
スバルのホームページメニュー「ご購入サポート」⇒「販売店検索」から都道府県や郵便番号などを入力すると、スバルディーラーのマーキングされた地図が出てきます。
スバルのディーラーは1県1経営なので、ディーラー同士で競合するなら越境が必要です。図のような県境地域は有利ですね。
インプレッサの購入条件を伝えて待つ方法
もし購入を急いでいないなら、インプレッサの購入希望条件を伝えて待つ方法もあります。
スバルのディーラーへ行ったら、インプレッサの見積もりを取って以下のように伝えてみましょう。
「購入は急いでいませんが、もし希望の条件になればいつでもインプレッサを契約するので、出来る時に連絡をいただけますか?」
と言って、インプレッサの限界値引きを含んだ総支払額を伝えておきます。
契約台数が欲しい決算期や、新車販売が振るわないタイミングの時に、セールスマンから連絡が来るかもしれません。
実際、お店を出てから2時間で連絡が来た事もあるので、意外と成功しやすい値引き方法です。
確実にディーラーから連絡をもらいたいなら
購入は急いでいなくても、インプレッサが欲しいとなれば、早く乗りたいのが人間と言うものです。
確実にディーラーから連絡をもらうなら、以下のようにやってみましょう。
インプレッサの試乗や見積もりなど、一通り商談を終えたら「購入は急いでないので、今日は帰ります。ただ、特別待つ理由もないので、お得に買える時に連絡をください。」とやります。
こう言われて、みすみす連絡もせずに音信不通になるセールスマンは居ないでしょう。
必ず連絡が来るので、その時はディーラーへ行って希望の値引き条件をぶつけましょう。
「お得に買える時に連絡を」と伝えてあるので、セールスマンも普通の値引きでは買ってもらえないだろうなと予想しつつ、普段よりも多い値引きを用意しているはずです。
前回の商談の時に、セールスマンと出来るだけ良好な関係を作る事で「この人には、是非うちの車に乗ってもらいたい」と思わせる事が出来れば、インプレッサの限界値引き達成はすぐそこまで来ています。
インプレッサのリセールバリュー(残価)は
51.5%
グレード名 | グレード別リセールバリュー |
---|---|
ハッチバック 1.6i-L アイサイト | 65.3% |
ハッチバック 1.6i-S アイサイト | –% |
ハッチバック 2.0i-L アイサイト | 61.8% |
ハッチバック 2.0 STI Sport | –% |
ハッチバック 1.6i-L アイサイト 4WD | 54.1% |
ハッチバック 1.6i-S アイサイト 4WD | –% |
ハッチバック 2.0 STI Sport 4WD | –% |
ハッチバック ハイブリッド 2.0e-L アイサイト 4WD | –% |
ハッチバック ハイブリッド アドバンス 4WD | –% |
セダン 1.6i-L アイサイト | 38.5% |
セダン 1.6i-S アイサイト | –% |
セダン 2.0i-L アイサイト | 47.6% |
セダン 2.0i-S アイサイト | 56.7% |
セダン 1.6i-L アイサイト 4WD | 36.1% |
セダン 1.6i-S アイサイト 4WD | –% |
セダン 2.0i-L アイサイト 4WD | 51.3% |
セダン 2.0i-S アイサイト 4WD | 52.8% |
2021年2月現在のインプレッサのリセールバリューをはじき出したよ!
ハッチバックは2.0Lより1.6Lの方が高リセール、逆にセダンは2.0Lのほうが優位となっているね。
4WDは弱い印象を受けるね。
下取り車があるならさらに新車の総額を下げる事が出来ます!
新車購入で気になるのは値引きや総支払額ですが、もし下取り車があるなら、さらに支払額を下げる事が出来ます。
もちろん値引き交渉が苦手でも、簡単にできる方法なので、是非ご参考ください。
ディーラーはウソを付いている!?
新車を買うなら、取り合えずディーラーで査定してもらう人が大半でしょう。管理人も毎回そうです。
しかし、ここで注意したいのは、「ディーラーは下取り金額でウソを付いている」ケースが多い事です。
正確には、本来ある相場よりも低い下取り金額を伝えて来ます。
相場よりも低い金額で買い取れれば、新車とは別に下取り車でも大きな利益を得る事が出来ます。
なので、新車から値引きしても、下取り車の利益で補てん出来てしまうので、ディーラー的には損が無いと言う事になります。
ユーザーにとっては損しかありませんね・・・
ディーラーに騙されないためには?
以前、管理人はBMW1シリーズ(116i)を買い替える時に、ディーラーで査定してもらいました。その時の下取り金額は85万円です。
ただ、ディーラーが本来の相場よりも安めに言ってくる事は知っていたので、比較するために買取店にも査定を申し込みました。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の相場を教えてくれます。
そこで出た金額は、ディーラーよりも20万円も高い金額でした。
次回ディーラーに行った時に、「買取店では105万円と言われましたけど・・」と伝えて見ると、セールスさんは少々慌てて上司に確認を取りに奥へ引っ込みました。
10分ほど経って戻ってくると、「うちもギリギリの線なので103万円+リサイクル預託金でいかがですか?」と言われました。
リサイクル料の戻りも加算すると、約104.2万円になります。
その時の契約書はこちらです。
もし最初の85万円で契約していたら、19万円もの損をする所でした・・・
この時した事は、買取店の査定サイトで表示された概算相場をディーラーに伝えただけです。
これだけで19万円もアップしたので、やっぱりディーラーは下取り金額を安く見積もって来たんだな、と思いましたね。
ディーラーの査定より高ければ買取店へ売る選択も
ディーラーで契約の時に、「BMは買取店へ売る事になるかもしれないので、その時は下取りに入れない事を承知してもらえますか?」と伝えたら、あっさりOKしてくれました。
これで納車直前に、査定サイトで申し込んだ買取店に査定してもらい、ディーラーより高ければ買取店へ売る事が出来ます。
もしディーラーの方が高ければ、そのままディーラーへ下取りに入れる事でセールスさんからOKをもらってます。この方法は、納車直前まで自分の車に乗っていられるのでおすすめです。
そして納車前に実際に2店の買取店に査定してもらいました。
1店目は、ディーラーの104.2万円に対して107万円。
そして2店目には、「1店目で110万円、120万なら即決」と少し盛って伝えると、「120は相場を超えちゃってるので無理ですが・・・110ですか~・・・116万円ではいかがでしょう?」と、ディーラーよりさらに11.8万円のアップに成功です!
その時の契約書です。
一番最初の査定金額は、ディーラーの85万円だったので、実に31万円の上乗せに成功しました。
ディーラーだけでなく買取店の査定を検討して、本当に良かったと思いましたね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分足らずの入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算相場が表示されるので、管理人のようにディーラーの下取り金額と比較したい方、すぐに愛車の相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。