車を運転する人なら、誰もが事故は嫌だと思うに決まってるよね!
事故を未然に防いだり、万が一事故に遭った場合に乗員へのダメージをなるべく少なくするには、少しでも安全性の高い車種を選ぼう!
ここでは、安全性能の高い車種を5台選んで紹介するから、是非とも車選びの参考にしてみてね!
この記事の目次
スバル・インプレッサ
運転支援システム「アイサイト」でお馴染みのスバルは、安全対策に非常に力を入れているメーカーのひとつです。
スバル車ならどの車を選んでも、安全性の観点ではハズレはないといえますが、中でもイチオシなのがコンパクトなセダン/ハッチバックの「インプレッサ」です。
インプレッサに搭載されている主な安全装備は、以下のとおりになります。
アクティブセーフティ
〇アイサイト コアテクノロジー
- プリクラッシュブレーキ(歩行者検知機能付き衝突被害軽減ブレーキ)
- 後退時ブレーキアシスト
- AT誤発進抑制制御
- AT誤後進抑制制御
- 全車速追従機能付クルーズコントロール
- アクティブレーンキープ
- 車線逸脱警報
- ふらつき警報
- 先行車発進お知らせ機能
〇 EBD(電子制御動力分配システム)付ABS
〇 ESC
パッシブセーフティ
〇 フロント3点式ELRシートベルト(ダブルプリテンショナー&フォースリミッター付)
〇 リア全席3点式ELRシートベルト(左右席はプリテンショナー&可変フォースリミッター付)
〇 SRS7エアバッグシステム(運転席・助手席・サイド・カーテン・運転席ニー)
〇 歩行者保護エアバッグ
以上のようにインプレッサの安全装備はかなり充実しているので、不満を持つ人はまずいないはずです。
JNCAPの評価も高く、予防安全性能アセスメント(2016年に実施)では「ASV++」、衝突安全性能アセスメントでは「ファイブスター賞」を獲得しています。
インプレッサの予防安全性能は2016年の時点から進化しているので、いまアセスメントが実施されれば最高評価の「ASV+++」を獲得する可能もあるでしょう。
また、米国のIIHS(米国道路安全保安協会)が実施する衝突安全試験においても、最高評価の「TSP+」を獲得するなど、海外でも安全性の高さはお墨付きです。
なるべく安全性が高く、かつ日本の路上で使いやすい大きさの車が欲しいなら、インプレッサがイチオシといえます。
スバルは安全に力を入れてるだけあって、インプレッサは凄く頼りなる安全装備がいっぱい付いてるね~。歩いてる人にぶつかったときに風船が膨んで守るなんてよく考えたなぁ。
マツダ・CX-5
マツダもスバルに負けず劣らず、安全対策に非常に力を入れているメーカーです。
どの車種を選んでも高い安心感が得られますが、1台選ぶとすればミディアム・クロスオーバーSUVの「CX-5」でしょう。
CX-5に搭載されている主な安全装備は、以下のとおりです。
アクティブセーフティ
〇 アイ・アクティブセンス
- アドバンストスマートシティブレーキサポート(夜間歩行者検知機能付き衝突被害軽減ブレーキ)
- スマートシティブレーキサポート[後退時]
- AT誤発進抑制制御[前進時]
- AT誤後進抑制制御[後退時]
- スマートブレーキサポート&レーダークルーズコントロール
- レーンキープアシストシステム
- 車線逸脱警報システム
- ブラインドスポットモニタリング
- ドライバーアテンションアラート
- 交通標識認識システム(※廉価グレードを除く)
〇 EBD(電子制御動力分配システム)付ABS
〇 ESC
〇 TCS
パッシブセーフティ
〇 フロント3点式ELRシートベルト(ダブルプリテンショナー&ロードリミッター付)
〇 リア全席3点式ELRシートベルト(左右席はプリテンショナー&ロードリミッター付)
〇 SRS6エアバッグシステム(運転席・助手席・サイド・カーテン)
以上のように、CX-5の安全装備はインプレッサに勝るとも劣らない内容になっています。
JNCAPの評価は、予防安全性能アセスメント(2017年に実施)では「ASV++」、衝突安全性能アセスメントでは「ファイブスター賞」と、こちらも優秀です。
また、米国のIIHSで「TSP+」を獲得したほか、欧州の自動車安全試験であるユーロNCAPでも最高評価の五つ星を獲得するなど、その安全性能は欧米でも高く評価されてます。
とにかく安全性の高いSUVが欲しいなら、CX-5を選んでおけば間違いありません。
やっぱり車は安全第一だと思うの。CX-5はマツダの先進技術が詰め込まれてるっていうから安心できるわね!例えば夜の運転で見えにくい歩行者を教えてくださるとか・・・アメリカさんが認めるのもわかる気がするわ!
三菱・アウトランダー PHEV
三菱車には、安全性が高いイメージはあまりないかもしれません。
しかし、車種によっては高い安全性を持っているのです。
中でも、プラグインハイブリッド車「アウトランダー PHEV」の安全性能は秀逸といえるでしょう。
アウトランダー PHEVに搭載されている主な安全装備は、以下のとおりです。
アクティブセーフティ
〇 e アシスト
- 衝突被害軽減ブレーキシステム(歩行者検知機能付)
- 誤発進抑制制御[前進&後退時]
- レーダークルーズコントロールシステム
- 車線逸脱警報システム
- オートマチックハイビーム
〇 EBD(電子制御動力分配システム)付ABS
〇 ESC
〇 TCS
パッシブセーフティ
〇 フロント3点式ELRシートベルト(プリテンショナー&ロードリミッター付)
〇リヤ全席3点式ELRシートベルト(左右席はプリテンショナー&ロードリミッター付)
〇SRS7エアバッグシステム(運転席・助手席・サイド・カーテン・運転席ニー)
アクティブセーフティの面ではインプレッサやCX-5に一歩を譲る部分はあるものの、不満を感じるほどではありません。
JNCAPの評価は、予防安全性能アセスメント(2017年に実施)では「ASV++」、衝突安全性能アセスメントでは「ファイブスター賞」を獲得しているので、合格点を与えてよいでしょう。
また、米国のIIHSの評価は、2番目に高い「TSP」です。
安全性の高い超エコカーを探しているなら、アウトランダー PHEVは有力候補になります。
アウトランダーPHEVは予防安全や衝突安全アセスメントで高い評価をもらっているんだね!自動ブレーキに歩行者検知機能も付いてるし、エアバッグはなんと7個も付いてるから万が一の時にもしっかり守ってくれるね!
トヨタ・カローラスポーツ
トヨタ車にも安全性の高い車種はいくつかありますが、1台選ぶとすればハッチバック車の「カローラスポーツ」でしょう。
カローラスポーツに搭載されている主な安全装備は、以下のとおりです。
アクティブセーフティ
〇 トヨタ セーフティ センス
- プリクラッシュセーフティ(夜間歩行者検知機能付き衝突被害軽減ブレーキ)
- 全車速追従機能付きレーダークルーズコントロール
- レーントレーシングアシスト
- オートマチックハイビーム
- ロードサインアシスト
〇 EBD(電子制御動力分配システム)付ABS
〇 ESC
〇 TCS
パッシブセーフティ
〇 フロント3点式ELRシートベルト(プリテンショナー&ロードリミッター付)
〇 リヤ全席3点式ELRシートベルト(左右席はプリテンショナー&ロードリミッター付)
〇 SRS7エアバッグシステム(運転席・助手席・サイド・カーテン・運転席ニー)
〇 歩行者傷害軽減ボディ
カローラスポーツは最新モデルだけあり、このクラスとしては充実した安全装備を持っています。
JNCAPの予防安全性能アセスメント(2018年に実施)では、最高評価の「ASV+++」を獲得しているので、かなり安心といえるでしょう。
一方、衝突安全性能アセスメントは、この記事を執筆している段階では実施されていませんが、米国のIIHSで「TSP」を獲得しています。
欧米の衝突安全試験の基準は日本よりも厳しいので、JNCAPならおそらくファイブスター賞を獲得できるはずです。
カローラスポーツは、同クラスのインプレッサスポーツに遜色ない安全性を備えた車といえます。
カローラスポーツは走りが得意かと思ってたけど、安全も得意なんだねぇ。ライトが眩しくないようにしてくれるオートマチックハイビームっていう機能が気になる~!
ホンダ・N-BOX
ホンダは、スバルやマツダと並んで安全に対する意識が高いメーカーです。
ここでは、軽スーパーハイトワゴンの「N-BOX」をピックアップします。
ホンダには更に安全性の高い車種もあるのですが、人気の軽自動車から1台は選びたかったからです。
N-BOXに搭載されている主な安全装備は、以下のとおりになります。
アクティブセーフティ
〇 ホンダ センシング
- 衝突軽減ブレーキ(歩行者検知機能付き)
- 誤発進抑制機能
- 後方誤発進抑制機能
- アダプティブクルーズコントロール
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- 車線維持支援システム
- オートハイビーム
- 標識認識機能
〇 EBD(電子制御動力分配システム)付ABS
〇 ESC
パッシブセーフティ
〇 フロント3点式ELRシートベルト(プリテンショナー&ロードリミッター付)
〇 リヤ3点式ELRシートベルト(ロードリミッター付)
〇 SRS6エアバッグシステム(運転席・助手席・サイド・カーテン)[※廉価グレードは運転席・助手席のみ]
このように、N-BOXは軽自動車ながら普通車顔負けのアクティブセーフティを誇ります。
また、パッシブセーフティの面でも概ね普通車に遜色ありません。
JNCAPの予防安全性能アセスメント(2017年に実施)では「ASV++」を、衝突安全アセスメントでは「ファイブスター賞」を獲得するなど、この点でも普通車並みといえます。
N-BOXはユーティリティの高さのみが注目を浴び勝ちですが、実は軽自動車でもっとも安全なクルマなのです。
N-BOXは軽自動車だけど、安全面では普通車に全然負けてないね!ぶつかったときに胸が締め付けられるのを和らげるシートベルトとか、ハンドル操作を支援してくれる機能とか・・・感心、感心!
「安全性の高い車」を選ぶにあたっての選択基準
以上の安全性の高い車を選ぶにあたり、どのような基準に基づいて選んだかについて解説します。
アクティブセーフティが優れていること
アクティブセーフティとは、日本語でいうと「能動的安全」です。
具体的には、事故を未然に防ぐための安全装備が充実していると同時にその性能が高ければ、アクティブセーフティの優れた車種と評価できます。
では、事故を未然に防ぐ安全装備にはどんなものがあるのでしょうか。
ここでは、代表的なものについて解説します。
〇 ABS(アンチロックブレーキングシステム)
ブレーキを強く踏んだ時にタイヤがロックするのを防ぎ、車両の安定性を高める装置です。
〇 ESC(横滑り防止装置)
カーブを曲がる時に車両が横滑りするのを防止し、挙動を安定させる装置です。
〇 TSC(トラクションコントロールシステム)
発進時や加速時のホイールスピンを防ぎ、車両の挙動を安定させる装置です。
〇 自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)
前方の車両や歩行者などを検知し、衝突の可能性があると判断すると警報や自動ブレーキにより衝突被害を軽減する装置です。
低速域でしか作動しない、歩行者を検知しないなど、性能の劣るものもあります。
〇 車線逸脱制御システム
ドライバーが意図せずに車線を逸脱しそうになると、警報やステアリング操作の支援などを行う装置です。
〇 ペダル踏み間違い時加速制御装置
ブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違えた際に、エンジン出力の制御などにより急発進を抑制する装置です。
これらのほかにも事故を未然に防ぐための装置は色々ありますが、最低限ここで紹介した装備をひととおり搭載していることが望ましいといえます。
パッシブセーフティが優れていること
パッシブセーフティとは、日本語で「受動的安全」のことです。
パッシブセーフティに関わる安全装備には、衝突安全ボディやシートベルト、SRSエアバッグシステムなどがあります。
〇 衝突安全ボディ
衝突時に衝撃を吸収すると同時に生存空間を確保し、乗員を保護する設計が行われたボディのことです。
〇 シートベルト
衝突時に体をシートに拘束することで、ダメージを軽減します。
〇 SRSエアバッグシステム
衝突時に乗員が受ける衝撃を緩和します。
運転席・助手席にしか装備されない車種がある一方、側面衝突に対応するサイドエアバッグやカーテンシールドエアバッグなどが備わる車種もあります。
これらのほかに、後方から追突された際に首へのダメージを軽減するシートが装備された車種や、歩行者と衝突した際に歩行者のダメージを軽減するボンネット構造を採用した車種などもあります。
JNCAP(自動車アセスメント)の評価が高いこと
先ほど解説したアクティブセーフティやパッシブセーフティの客観的な評価は、独立法人自動車事故対策機構が実施する安全試験「JNCAP(自動車アセスメント)」を参照すれば分かります。
JNCAPの試験のうち、アクティブセーフティを評価するのが「予防安全性能アセスメント」、パッシブセーフティを評価するのが「衝突安全性能アセスメント」になります。
〇 予防安全性能アセスメント
7つの項目をテストし、合計得点が12点を超えると「ASV+」、46点を超えると「ASV++」、86点を超えると「ASV+++」として認定されます。
〇 衝突安全性能アセスメント
3つの評価軸があり、100点満点の得点と同時に星の数で評価されます。
53.5点未満は一つ星、53.5点以上63点未満は二つ星、63点以上72.5点未満は三つ星、72.5点以上82点未満は四つ星、そして82点以上が最高評価の五つ星です。
安全性に優れた車種を5台選定するにあたり、このJNCAPの評価を重視しました。
安全性能の評価が高い!安全な車おすすめ5選のまとめ
今後、自動車の安全性能は進化していき、標準装備されていく安全機能が増えて行くよ!
車の完全自動運転の実用化にはまだまだ時間が掛かるから、現時点で安全な車を選んで乗って、日々事故のリスクを減らして運転したいね。