ホンダの軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」は、2011年11月の発売から5年目に突入するモデル末期でありながら、発売当時から変わらぬ人気を誇っています。
2016年上期の軽自動車販売においては、並みいる新型車を押さえて首位をキープし、普通車を含めても「プリウス」に次ぐ販売台数を誇っています。
規格によってボディサイズなどの自由度が少なく、燃費では他社の最新機種には差を付けられているのに、なぜこれほどの人気が有るのかと言えば、優れたパッケージングによる広大な室内スペースと、多彩なシートアレンジによる使い勝手の良さが、軽自動車ユーザーの間に広く浸透しているからなのです。
他の軽自動車やコンパクトカーに乗っている方も、知り合いが乗っている「N-BOX」を一度見ると、「うちも次はN-BOXにしたい!」と思わせる魅力がある車なのです。
そこで、「N-BOX」を購入する時に参考になる情報をお届けしましょう。「N-BOX」と言っても様々な価格帯があり、使う人によって選ぶグレードは違ってきます。
あなたはどの「N-BOX」を選びますか?迷ったら最後におすすめグレードを紹介していますので参考にして下さい。
尚、「N-BOX」には「N-BOX+」と「N-BOX/」という派生車種がありますが、今回は「N-BOX」のみのご紹介に特定させて頂いております。
この記事の目次
N-BOXの各グレードの価格帯は?
「N-BOX」には大きく分けて2つのグレードがあります。
標準タイプの「N-BOX」と、をエアロパーツを装備 して強い個性と存在感を持たせた上級グレードの「N-BOXカスタム」です。
N-BOX 1,198,000~1,659,400円
N-BOXカスタム 1,480,000~1,859,400円
グレード構成は価格の低い順に「C」「G」「G・Lパッケージ」「G・ターボLパッケージ」「2トーンカラースタイルG・Lパッケージ」「2トーンカラースタイルG・ターボLパッケージ」が設定され、「N-BOXカスタム」は「G」以上となっています。
また、全てのグレードにFFと4WDが用意されており、ミッションは全車CVTになります。
N-BOXのグレードを徹底比較!価格による装備の違いは?
※NBOX 出典honda.co.jp
それでは各グレードの価格と装備の違いを見てみましょう。
NBOX C 車両価格 FF 1,198,000円 4WD1,328,000円
2015年11月に新設されたベーシックグレードですが、装備を落とした低価格設定にもかかわらず、VSA、エマージェンシーストップシグナル、ヒルスタートアシスト機能、フルオートエアコンディショナーなどを標準装備しており、他社のライバルよりも安価でお買い得感のあるグレードとなっています。
NBOX G 車両価格 FF 1,270,000円 4WD1,400,000円
NBOXカスタムG 車両価格 FF 1,480,000円 4WD1,61,000円
シリーズの標準グレードで、「360°スーパーUV・IRカットパッケージ」や「ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器」に加え、運転席ハイトアジャスターとアレルクリーンシートを装備しています。
NBOX G・ Lパッケージ 車両価格 FF 1,370,000円 4WD1,500,000円
NBOXカスタムG・ Lパッケージ車両価格 FF 1,560,000円 4WD1,690,000円
Gにプラスして、リアドアロールサンシェイド、パワースライドドア、本革ステアリング、運転席ハイトアジャスター、クルーズコントロール、また、カスタムには14インチアルミホイールが装備されます。
NBOX G・ターボLパッケージ 車両価格 FF 1,470,000円 4WD1,600,000円
NBOXカスタムG・ターボ Lパッケージ 車両価格 FF 1,670,000円 4WD1,800,000円
ターボ車にはLパッケージに加えて、パドルシフトが装備されます。
また、カスタムにおいてはターボ車は15インチのアルミホイールが装着されます。
これ以外に標準車とカスタムそれぞれに、「2トーンカラースタイルG・Lパッケージ」「2トーンカラースタイルG・ターボLパッケージ」が設定されており、ル―フカラーとボディカラーの5種の組合わせがが選べる専用エクステリアとなっています。
車両価格は59,400円のアップとなっています。
N-BOX/カスタムの売れ筋人気グレードは?
N-BOXの売れ筋グレード
その大きくて広い室内を持つスーパーハイトワゴンは、軽自動車の中では最も高額になるクラスですが、「C」グレードの119万円という価格設定は、「N-ONE」と同等で、「N-WGN」の中心グレードと比べても差のないことから、「N-BOX」を諦めかけていた方には朗報で、かなりの台数が出ているようです。
ただし、人気の「2トーンカラースタイル」が選べないなど、選択肢が狭くなるので本当に自分の希望にあっているのか良く検討する必要があります。
N-BOXカスタムの売れ筋グレード
割高な価格設定のカスタムですが、そのスタイルに惚れ込む方も多いようで、シリーズ全体を牽引する人気があります。
ターボとなると予算オーバーとなるケースも多く、カスタムGで妥協するしかないという現実のようで、割合的にはカスタムGが多くなっています。
N-BOX/カスタムのおすすめグレード!
※NBOX 出典honda.co.jp
N-BOXのおすすめグレード
「C」の低価格には心動かされますが、N-BOXのおすすめグレードは、パワースライドドアを装備した「G・ Lパッケージ」となります。
やはり、スライドドアはパワースライドでないと意味が無く、特に室内からの開閉は手動では意外と力ががいるので、ヒンジ式ドアよりも不便を感じることも多いようです。リセールにも大きく影響する部分です。
また、小柄な女性が運転することが多い「N-BOX」では運転席ハイトアジャスターも必需品です。
大きなガラスエリアで視界も良いはずなのに、深く沈み込んで座っていては意味が無く、かえって危険です。
また、人気の「2トーンカラースタイル」を選べることも理由の一つになります。
N-BOXカスタムのおすすめグレード
どうせ「N-BOXカスタム」を選ぶなら、少々高価ですが、ターボエンジンの「 カスタムG・ターボ Lパッケージ」 にするべきでしょう。
そうでなければ標準タイプの「N-BOX」でも十分だと思います。他社のカスタムモデルと比べてもその存在感は最も高く、男性ユーザーの人気は絶大なものがあります。
予算が許すなら、「 カスタムG・ターボ Lパッケージ」 がおススメです!
N-BOX Modulo Xについて
※NBOX 出典honda.co.jp
「N-BOX」には「N-BOXカスタム」以上に過激なモデルである「モデューロ X」があります。
専用の内外装と足回りなどに特別なチューニングを施された特別な車両でありながら、他のカタログモデルと同様にグレード展開されており、みんなと同じじゃ物足りないという方におすすめするモデルです。
ただし、かなり割高になるので実際にお買いになる方は覚悟が必要でしょう。また、4WDの設定はありません。
NBOXモデューロ価格帯
G 車両価格 1,830,000円
G・ ターボパッケージ 車両価格 1,950,000円
2トーンカラースタイル ・G 車両価格 1,894,800円
2トーンカラースタイル ・G・ターボパッケージ 車両価格 2,014,800円
2015年の販売台数で、前年首位だった「ダイハツ・タント」から奪還し、2013年以来2年ぶりのNo.1となって以来、現在まで首位をキープし続けるなど、NBOXの勢いは衰えません。
多彩なグレード展開も魅力の一つですがあれもこれもと欲張ると、軽自動車とは思えない価格になりますし、安いからと選べば大切な装備さえ付かなくなってしまいます。
自分に本当に必要なのはどんな装備なのか、よく考た選択が重要になりますね。
下取り車があるならさらに新車の総額を下げる事が出来ます!
新車購入で気になるのは値引きや総支払額ですが、もし下取り車があるなら、さらに支払額を下げる事が出来ます。
もちろん値引き交渉が苦手でも、簡単にできる方法なので、是非ご参考ください。
ディーラーはウソを付いている!?
新車を買うなら、取り合えずディーラーで査定してもらう人が大半でしょう。管理人も毎回そうです。
しかし、ここで注意したいのは、「ディーラーは下取り金額でウソを付いている」ケースが多い事です。
正確には、本来ある相場よりも低い下取り金額を伝えて来ます。
相場よりも低い金額で買い取れれば、新車とは別に下取り車でも大きな利益を得る事が出来ます。
なので、新車から値引きしても、下取り車の利益で補てん出来てしまうので、ディーラー的には損が無いと言う事になります。
ユーザーにとっては損しかありませんね・・・
ディーラーに騙されないためには?
以前、管理人はBMW1シリーズ(116i)を買い替える時に、ディーラーで査定してもらいました。その時の下取り金額は85万円です。
ただ、ディーラーが本来の相場よりも安めに言ってくる事は知っていたので、比較するために買取店にも査定を申し込みました。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の相場を教えてくれます。
そこで出た金額は、ディーラーよりも20万円も高い金額でした。
次回ディーラーに行った時に、「買取店では105万円と言われましたけど・・」と伝えて見ると、セールスさんは少々慌てて上司に確認を取りに奥へ引っ込みました。
10分ほど経って戻ってくると、「うちもギリギリの線なので103万円+リサイクル預託金でいかがですか?」と言われました。
リサイクル料の戻りも加算すると、約104.2万円になります。
その時の契約書はこちらです。
もし最初の85万円で契約していたら、19万円もの損をする所でした・・・
この時した事は、買取店の査定サイトで表示された概算相場をディーラーに伝えただけです。
これだけで19万円もアップしたので、やっぱりディーラーは下取り金額を安く見積もって来たんだな、と思いましたね。
ディーラーの査定より高ければ買取店へ売る選択も
ディーラーで契約の時に、「BMは買取店へ売る事になるかもしれないので、その時は下取りに入れない事を承知してもらえますか?」と伝えたら、あっさりOKしてくれました。
これで納車直前に、査定サイトで申し込んだ買取店に査定してもらい、ディーラーより高ければ買取店へ売る事が出来ます。
もしディーラーの方が高ければ、そのままディーラーへ下取りに入れる事でセールスさんからOKをもらってます。この方法は、納車直前まで自分の車に乗っていられるのでおすすめです。
そして納車前に実際に2店の買取店に査定してもらいました。
1店目は、ディーラーの104.2万円に対して107万円。
そして2店目には、「1店目で110万円、120万なら即決」と少し盛って伝えると、「120は相場を超えちゃってるので無理ですが・・・110ですか~・・・116万円ではいかがでしょう?」と、ディーラーよりさらに11.8万円のアップに成功です!
その時の契約書です。
一番最初の査定金額は、ディーラーの85万円だったので、実に31万円の上乗せに成功しました。
ディーラーだけでなく買取店の査定を検討して、本当に良かったと思いましたね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分足らずの入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算相場が表示されるので、管理人のようにディーラーの下取り金額と比較したい方、すぐに愛車の相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
限界まで値引きを引き出すNBOXの値引き交渉術
一回の交渉だけで、NBOXから限界値引きを引き出す方法です。
短期間でしかも手間なく出来るので、何度もディーラーへ行く時間がない方、交渉事が苦手な方でも出来る方法です。
是非ご参考ください。