どんなに魅力的な車種でも、全ての装備を標準で備えているわけではありません。
グレードによってその内容は異なり、当然価格も違うので、自らの予算に応じたグレードを選んだ際には、オプションを利用して、納得のいく仕様に仕上げることになります。
N-BOXも例えば1,198,000円のお買い得グレード「C」はかなり装備を落としたものになっており、それだけでは満足できないでしょう。
かといってあれもこれもとオプションを加えると、グレードを落とした意味もなくなってしまいます。
したがって、自分の予算にあった選択が求められますが、N-BOXにはどんなオプションがあるのでしょうか?順を追って解説してみましょう。
この記事の目次
N-BOXのおすすめメーカーオプションは?
※NBOX 出典honda.co.jp
オプションにはディーラーにて後付けすることが出来るディーラーオプションと、工場で予め取り付けされるメーカーオプションの2種類があります。
N-BOXのインテリアのメーカーオプション
インテリアのメーカーオプションは少なく、「C」だけ標準装備されていない「プラズマクラスター付きオートエアコン」が「C」に、ドアロックに連動して格納・展開する「オートリトラミラー」が全車種に設定されています。
リアシートスライド+シートバックテーブル 32,600円
19㎝の移動ができるシートスライドは、乗員の足元に余裕を持たせたり、後部のラゲッジスペースを最大活用させることが出来るなど、非常に便利な装備で、限られたスペースを無駄なく使いたい軽トールワゴンには、必須となります。
N-BOXの安全装備のメーカーオプション
あんしんパッケージ 61,960円
先進安全装備の「あんしんパッケージ」が全ての車種に設定されています。
内容は、約30km/h以下での前方車両との衝突の回避・軽減を支援するいわゆる自動ブレーキの「シティブレーキアクティブシステム」と、「前席用i-サイドエアバッグシステム」、「サイドカーテンエアバッグシステム(前席/後席対応)」がセットになっており、是非装備させたいオプションですが、上級車種であっても標準装備されていないことに少し違和感を感じますね。
N-BOXのその他メーカーオプション
リア右側パワースライドドア 54,300円
パワースライドドアが左側だけに装備されるグレードには、右側も同様にあるのが何かと便利。
特に毎日のように買い物に利用する奥様には、運転席側のスライドドアの方が使用頻度は高いのです。
ディスチャージヘッドランプ 65,200円
省電力であり、上下方向を自動調整するオートレベリング機構と、点灯忘れも防止できるオートライトコントロール機構付のディスチャージヘッドランプは、「C」「G」以外のグレードのみにオプション設定されています。意外に高いのですが、実用的な装備ですからお勧めです。
メーカーオプションの注意点
N-BOXは「G」という標準グレードに対して「Lパッケージ」という上級グレードを設定していますが、これは上級装備をパッケージ化したもので、一つのメーカーオプションと言えます。
その価格差がメーカーオプション「Lパッケージ」の価格であり、「G」にメーカーオプションを加える場合には、場合によってはグレードを上げて「G・Lパッケージ 」を選ぶ方が得策であることも考えられます。
また、グレードによって選択できないものもあるので注意が必要です。
N-BOX G 車両価格 1,270,000円
N-BOX G・Lパッケージ 車両価格1,370,000円
この10万円という価格差と装備内容が目安となります。
Lパッケージの装備内容は以下の通りです。
・リヤ両側スライドドアイージークローザー
・リヤ左側パワースライドドア
・ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器
リヤワイドカメラ/4スピーカー/TVアンテナ
ステアリングオーディオリモコンスイッチ
・左右独立式リヤセンターアームレスト
・リヤドア ロールサンシェード
・クロームメッキアウタードアハンドル
・ドアミラーウインカー
・クロームメッキフロントバンパーロアグリルモール
・360度スーパーUV・IRカットパッケージ
・ハーフシェイドフロントウインドウ
・車速連動&バリアブル間欠フロントワイパー
N-BOX C 車両価格 1,198,000円
「C」の場合、徹底的に装備をはぶいた安価グレードのため、ほとんどのメーカーオプションが設定されていません。「C」を選択した場合はディーラーオプションを活用しましょう。
N-BOXのおすすめディーラーオプションは?
※NBOX 出典honda.co.jp
ディーラーオプションとは、完成された車体に、ディーラーで後付けすることが出来るオプションのことで、オプションカタログに載っているものと考えていいでしょう。
ほとんどが単品で購入出来て、納車後でも装着可能で、部品として購入し、自分で取り付けることが可能なものもあります。
ただし、リアカメラなど加工が必要だったり、安全にかかわるオプション類は、は自分では取り付けることは難しく、保証も無くなるので、取り付けを依頼するしかありませんが、工賃は別なので確認することが必要です。
N-BOXのエクステリアのディーラーオプション
※NBOX 出典honda.co.jp
フロントグリルを独自のデザインに交換したり、エンブレムを光らせる「エンブレムイルミネーション」、やカラフルな色合いの「ドアミラーカバー」や「ドアハンドルカバー」という小物で、一味違う印象が与えられます。
N-BOXのインテリアのディーラーオプション
※NBOX 出典honda.co.jp
メロンちゃんボタン 21,600円
インテリアではカラフルに彩ったり、イルミネーションでムードを盛り上げるものから、あらゆる便利グッズなど、トールワゴンお馴染みのものが数多く揃っていますが、変わったところでは、「メロンちゃんボタン」というのがあります。
これは、助手席側パワースライドドアの開閉ボタンなのですが、作動時にお子様の喜ぶメロディ「アンパンマンのテーマ」や「ミッキーマウスマーチ」「となりのトトロ」等、5曲に加え1曲録音・再生が可能で、開け閉め時にはダウンライトが点灯し足元をやさしく照らしてくれます。
紹介ムービーにはお出かけをぐずるお子さんも、喜んで車に乗り込む風景が紹介されています。
その効能はともかく、お子さんが開け閉めする時に親も気付きやすいので、小さなお子さんがいるユーザーには、楽しそうで安全なアイテムではないでしょうか。
N-BOXのナビゲーション・オーディオのディーラーオプション
インターナビ 99,900~194,400円
通信料無料で、インターナビ装着車の走行情報を集めて交通情報として配信することを世界で初めて実用化し、膨大な交通情報の蓄積があります。
インターナビ情報センターの高性能コンピュータで分析した高精度なルートや防災情報を、通信で車載のカーナビに送る独自の通信型ナビです。
さらに、パソコンやスマートフォンでインターナビを使うこともできます。
8インチの大型ミニター付きのプレミアム以外に、インターナビと基本的な機能を搭載した、エントリータイプもあります。
N-BOXのセキュリティ・運転サポートのディーラーオプション
※NBOX 出典honda.co.jp
「リアワイドカメラ(29,314円)」「コーナーセンサー(18,360円)」「リアカメラdeあんしんプラス(22,680円)」など、死角をカバーする装備が豊富に揃っています。
N-BOXのおすすめディーラーオプション
※NBOX 出典honda.co.jp
エレメント・スタイル・パッケージ 270,000円
ディーラーオプションながら、28点、総額27万円という「エレメント・スタイル・パッケージ」というものもあります。
これはかつてホンダがかつて販売していた大型SUVの「エレメント」をモチーフにしたキットで、別グレードやスズキの「ハスラー」のような派生車種としても通用しそうな出来栄えなのです。
ホンダディーラーでカタログを見ないと分からない、知る人ぞ知る仕様なのですが、「カスタム」や「モデューロ」といった上位機種には装着出来ないので、安価グレードの「C」あたりを元に装着すればインパクトのあるN-BOXが出来上がるでしょう。
下取り車があるならさらに新車の総額を下げる事が出来ます!
新車購入で気になるのは値引きや総支払額ですが、もし下取り車があるなら、さらに支払額を下げる事が出来ます。
もちろん値引き交渉が苦手でも、簡単にできる方法なので、是非ご参考ください。
ディーラーはウソを付いている!?
新車を買うなら、取り合えずディーラーで査定してもらう人が大半でしょう。管理人も毎回そうです。
しかし、ここで注意したいのは、「ディーラーは下取り金額でウソを付いている」ケースが多い事です。
正確には、本来ある相場よりも低い下取り金額を伝えて来ます。
相場よりも低い金額で買い取れれば、新車とは別に下取り車でも大きな利益を得る事が出来ます。
なので、新車から値引きしても、下取り車の利益で補てん出来てしまうので、ディーラー的には損が無いと言う事になります。
ユーザーにとっては損しかありませんね・・・
ディーラーに騙されないためには?
以前、管理人はBMW1シリーズ(116i)を買い替える時に、ディーラーで査定してもらいました。その時の下取り金額は85万円です。
ただ、ディーラーが本来の相場よりも安めに言ってくる事は知っていたので、比較するために買取店にも査定を申し込みました。
買取店の査定サイトから申し込むと、概算の相場を教えてくれます。
そこで出た金額は、ディーラーよりも20万円も高い金額でした。
次回ディーラーに行った時に、「買取店では105万円と言われましたけど・・」と伝えて見ると、セールスさんは少々慌てて上司に確認を取りに奥へ引っ込みました。
10分ほど経って戻ってくると、「うちもギリギリの線なので103万円+リサイクル預託金でいかがですか?」と言われました。
リサイクル料の戻りも加算すると、約104.2万円になります。
その時の契約書はこちらです。
もし最初の85万円で契約していたら、19万円もの損をする所でした・・・
この時した事は、買取店の査定サイトで表示された概算相場をディーラーに伝えただけです。
これだけで19万円もアップしたので、やっぱりディーラーは下取り金額を安く見積もって来たんだな、と思いましたね。
ディーラーの査定より高ければ買取店へ売る選択も
ディーラーで契約の時に、「BMは買取店へ売る事になるかもしれないので、その時は下取りに入れない事を承知してもらえますか?」と伝えたら、あっさりOKしてくれました。
これで納車直前に、査定サイトで申し込んだ買取店に査定してもらい、ディーラーより高ければ買取店へ売る事が出来ます。
もしディーラーの方が高ければ、そのままディーラーへ下取りに入れる事でセールスさんからOKをもらってます。この方法は、納車直前まで自分の車に乗っていられるのでおすすめです。
そして納車前に実際に2店の買取店に査定してもらいました。
1店目は、ディーラーの104.2万円に対して107万円。
そして2店目には、「1店目で110万円、120万なら即決」と少し盛って伝えると、「120は相場を超えちゃってるので無理ですが・・・110ですか~・・・116万円ではいかがでしょう?」と、ディーラーよりさらに11.8万円のアップに成功です!
その時の契約書です。
一番最初の査定金額は、ディーラーの85万円だったので、実に31万円の上乗せに成功しました。
ディーラーだけでなく買取店の査定を検討して、本当に良かったと思いましたね。
この時利用した査定サイトは、ナビクル車査定です。
1分足らずの入力で申し込み後、画面上に自分の車の概算相場が表示されるので、管理人のようにディーラーの下取り金額と比較したい方、すぐに愛車の相場を知りたい方にはお勧めのサイトです。
限界まで値引きを引き出すNBOXの値引き交渉術
一回の交渉だけで、NBOXから限界値引きを引き出す方法です。
短期間でしかも手間なく出来るので、何度もディーラーへ行く時間がない方、交渉事が苦手な方でも出来る方法です。
是非ご参考ください。